以下の文章は、北岡泰典のメルマガ「旧編 新・これが本物の NLP だ!」第 90 号 (2008.7.3 刊) からの抜粋引用です。

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今回は、私が最近 mixi で発信した日記を、このメルマガ紙上に転載したいと思いました。

第 87 号でも述べたように、この転載には、主に二つの理由があります。

一つ目は、本メルマガ紙上で公開していない情報も含まれている点です。

二つ目は、この mixi 日記の私の文体はカジュアルで、「ポップ」である点です。このような「小難しくない」面も私にあることを、本メルマガの読者にも知っていただきたいと思った次第です。

今回は、特に、 JNCA 主催の私の NLP ワークショップは、今週末のワークが最後となりました。

本メルマガでは、「瞑想は危険か?」、「私の NLP ワークショップ『NLPトレーナー、コーチ、カウンセラー向けブラッシュアップ』参加者の感想」、および「北岡塾の構想」と「特別限定北岡 NLP ワークショップ」の二つの新企画等がテーマとなっています。

1) 北岡泰典 mixi 日記の転載

以下、最新の私の mixi 日記の引用です。

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2008年07月03日付第十五回 mixi 日記「北岡泰典特別限定ワーク?」

こんにちは。

前々回の日記に私は以下のように書きました。

「なお、先週末の国際フォーラムで行った私の 2 日間の『NLP トレーナー、コーチ、カウンセラー向けブラッシュアップ』ワークショップについては、参加者から非常にポジティブな感想と『私以外にも北岡先生の素晴らしいNLPを必要とされている方がまだまだたくさんおられると思います』といったコメントをいただきましたので、現在、国内市場で NLP ワークを継続する企画プロジェクトを二つ考え始めています。これらについては、次回以降の日記で告知できればと思っています。」

このうち、今回、二つ目の新企画プロジェクトについてお伝えしたいと思いました。

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特別限定北岡 NLP ワークショップ

私は、最近、mixi やメルマガで、今後は、「一般向け NLP」ではなく、「瞑想と NLP ワーク」、「エグゼキュティブ ワーク」、「欧米人英語市場ワーク」等に特化したい、というコメントを発信していました。

しかしながら、先日国際フォーラムで行った私の 2 日間の「NLP トレーナー、コーチ、カウンセラー向けブラッシュアップ」ワークショップの参加者から、ワーク後に、前回の日記でも紹介させていただいたような非常にポジティブな感想と「私以外にも北岡先生の素晴らしいNLPを必要とされている方がまだまだたくさんおられると思います」といったコメントをいただきましたので、吉祥寺ニューロカフェの代表から受けた、私は NLP ワークを継続していくべきだという助言にも基づき、以下のように、「特別限定」の NLP ワークの場を「不定期的」に継続していくことにしました。

私のワークを知っている方、知らない方の両方の方々の参加をお待ちしています。


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① 北岡基礎 NLP 体験ワークショップ シリーズ

これは、北岡が定期的に開講する NLP 基本テクニック紹介ワークショップです。
NLP の知識がなくとも参加可能です。
3 時間程度のワークで、原則として、月 2 回のペースで開催されます。
予定会場: ニューロカフェ(東京・吉祥寺) http://www.neuro-cafe.com/
参加費: 10,000 円 (学生 30% OFF)
定員: 6 名 (定員割れの場合、開催がキャンセルされる場合もあります。)

以下が予定されている日程とトピックです。 (下記の日程以降のスケジュール
は、今後発表します。)

* 2008 年 7 月~ 8 月

7 月 23 日 (水) 19:00 – 22:00: 北岡基礎 NLP 体験ワークショップ

「SRCF/C とは?、その一: 状態管理技能」

「SRCF/C」とは、「状態管理・ラポール・カリブレーション・柔軟性・
首尾一貫性」の技能のことですが、本基礎体験ワークショップでは、
このうち、「状態管理」のための「アンカーリング」テクニックが
紹介、習得されます。

8 月 1 日 (金) 19:00 – 22:00: 北岡基礎 NLP 体験ワークショップ

「SRCF/C とは?、その二: ラポール形成技能」

「SRCF/C」とは、「状態管理・ラポール・カリブレーション・柔軟性・
首尾一貫性」の技能のことですが、本基礎体験ワークショップでは、
このうち、短時間で「ラポール形成」を可能にするテクニックが紹
介、習得されます。


② 北岡上級 NLP トレーニング ワークショップ シリーズ

これは、北岡が定期的に開講する NLP 技能向上ワークショップです。
トレーナー、コーチ、カウンセラー、コンサルタント等の技能ブラッ
シュアップが目的です。原則として NLP プラクティショナー資格保持
者以上向けです。他団体の資格保持者の方々を歓迎します。
6 時間程度のワークで、原則として、月 1 回のペースで開催されます。
予定会場: ニューロカフェ(東京・吉祥寺) http://www.neuro-cafe.com/
参加費: 30,000 円
定員: 6 名 (定員割れの場合、開催がキャンセルされる場合もあります。)

以下が予定されている日程とトピックです。 (下記の日程以降のスケジュール
は、今後発表します。)

* 2008 年 7 月~ 8 月

7 月 26 日 (土) 10:00 – 17:00: 北岡上級 NLP トレーニング ワーク
ショップ

「アンカーリング技能徹底習得」

この上級トレーニング ワークショップでは、「アンカーリング」の重
要性を徹底学習します。「深い変性意識を生み出すアンカーリン
グ」、 「アナログ マーキング」、「ネスティッド ループ」を含む
複数のアンカーリング演習を習得します。  


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本ワークショップの主催は、オフィス北岡で、協賛は吉祥寺ニューロカフェです。

参加に興味ある方は、以下のページから申し込んでください。折り返し、参加費
の振込み先の詳細その他をお伝えします。

http://www.kitaokataiten.com/special_nlp/application.html


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以下に、今後の私の「最後」の JNCA ワークショップについて、追加解説情報を提供しておきます。

* 7月6日(日)開催 「医師・歯科医向けのNLPを使った医療面接技能向上」
ワークショップ (一般人の参加も可)

これは、「医師・歯科医向け」になっていますが、すでに開講済みの「ピークパフォーマンスを継続的に達成するための精神統一法」と「NLPによる対人コミュニケーション技能向上」の二つのワークショップを組み合わせた「ダイジェスト版」のワークショップです。

一般の NLP 体験希望者ももちろん参加可能です。これら二つのワークショップに参加されなかった方にとってもいい機会になると思います。

1. 極微動作シグナルに基づいてクライアントの内的状態を知るカリブレーション
2. 自由自在にクライアントの立場になれる知覚ポジション変更テクニック
3. 対人コミュニケーションで最重要技能としてのラポール確立
4. 自分自身の内的状態(自信等)の管理を達成するアンカーリングテクニック

このワークショップは、本読者にとってかなり興味深いワークになるだろうと思いましたので、通常一日の参加費は 3 万 8 千円の参加費ですが、主催者の JNCA の好意で「特別料金」の 2 万 8 千円での参加がアレンジされました。

もし上記のワークに興味がある場合は、

http://www.jnca.net/seminar/order.php

の申し込みページで、参加希望の該当のワークショップ項目を選択して、「備考」 欄に

「北岡メルマガを見ました。特別料金一日2万8千円で参加を希望します。」

と記入していただければ、この特別料金で参加できるようになっています。

上記のワークショップは有楽町国際フォーラムで 10:00 から 17:00 まで開催されます。

主催者のサイトは以下にあります。

http://www.jnca.net/seminar/list.html

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他にも、北岡の「ブラッシュアップトレーナーズトレーニング」と 「北岡マインドワーク in 広島 – 無意識の世界にコンタクトする!」に関する情報が北岡のサイトで告知されています。

http://www.kitaokataiten.com/

2008年06月27日付第十四回 mixi 日記「北岡塾の構想?」

こんにちは。

前回の日記に私は以下のように書きました。

「なお、先週末の国際フォーラムで行った私の 2 日間の『NLP トレーナー、コーチ、カウンセラー向けブラッシュアップ』ワークショップについては、参加者から非常にポジティブな感想と『私以外にも北岡先生の素晴らしいNLPを必要とされている方がまだまだたくさんおられると思います』といったコメントをいただきましたので、現在、国内市場で NLP ワークを継続する企画プロジェクトを二つ考え始めています。これらについては、次回以降の日記で告知できればと思っています。」

このうち、今回、まず一つ目の新企画プロジェクトについてお伝えしたいと思いました。

先週末の国際フォーラムで行った私の 2 日間の『NLP トレーナー、コーチ、カウンセラー向けブラッシュアップ』ワークショップについての参加者の感想には以下のようなものがありました。

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S.K.さん (内科医)

今回の JNCA NLP ワークショップ「NLPトレーナー、コーチ、カウンセラー向けブラッシュアップ」に二日間出席した後の感想をお伝えします。

NLPを学ぶなら北岡先生からと勝手に決めていたのでこの機会に参加しました。「本物を見た!」が率直な感想です。

目の前で起こる参加者の明らかな著変に目を見張ることの連続でした。実際に身体を動かして体験して初めてテクニックの習得が可能となることに合点がいきました。

今回体験したワーク、SRCF/C、サブモダリティ、共感覚分離、そして信念体系統合をくり返し自己演習することで、自分自身の無意識とラポールを取り、自己変容を促していきたいです。今までにない自分になれそうでワクワクします。

休暇を取り、旅費、宿泊費をかけ参加した甲斐がありました。

最後に北岡先生へ要望があります。日本(人)を見限らないで欲しい!です。

新たなプロジェクトの構想があるそうですが、心待ちにしています。



T.M.さん (代替医療関係者)

ワークについて感想です。

「心身論理レベルの整合」のワークについてですが、正直なところ、その演習の直後は「なんとなく最初にイメージしていた背景が少し明るくなったかな?」という程度で、何が起こっているかあまりわかりませんでした。

でも、一日経って、つい先ほどコインランドリーで洗濯ものを乾燥している時にふと「昨日のあのワークはいったい何だったのか?」と思いました。
そしてあのワークの中で、私が回答に困った最後の質問「あなたは誰ですか?」を思い出しました。

そして気がつきました。
上手く言えない言葉にしにくい感覚なのですが、あえて言葉にすると少しずれてくるかもしれませんが、

「私は私によって作るられるべきものではない。」「私は努力によって成しえるものではない。」

みたいな感覚です。

そしてその後に「すべては元々そこに存在するものを、ただ知っていくための旅である」

そんな気がしました。

私は、先生の [インド人導師の] 師匠を尊敬し、その本を愛読している人間であり、思い出してみれば、今回のようなこともその中に耳にタコができるほどいろんな例えで書かれてあったような気がします。
けれども、本当の意味で、こんなふうに腑に落ちるという実体験を伴ったは経験は今回が初めてです。

北岡先生の広大無辺な世界観から見ると、ひょっとすると私が感じたことはほんの些細なことの小さな小さなはじまりに過ぎないのかもしれませんが、この気づきはこれからの私の人生と、私が仕事にしているセラピーの内容を大きく変えてくれるものになるだろうと確信しております。

本当にどうもありがとうございました。

そして私以外にも北岡先生の素晴らしいNLPを必要とされている方がまだまだたくさんおられると思います。
これから益々のご活躍に期待しております。

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私は、私のワークに対するこのような非常にポジティブな感想に勇気づけられたこともあり、私のアドバイザーの方々の助言にも基づいて、近い将来「北岡塾」なるものを立ち上げたいと今考えています。

この塾では、「NLP の現実への徹底的落とし込み」と「後継者作り」を柱とした「道場」が定期的に開催される予定です。

「NLP の現実への徹底的落とし込み」については、私自身は、1988 年から 1995 年までの 7 年間、英国ロンドンの自宅で毎日 10 個の NLP 演習を自己適用し続けることで、この落とし込みを徹底的に身につけましたが、よく、毎日が忙しい日本人にはそういうことはできない、ということを耳にしますので (といっても、私も 20 年前は同じ状況にいたとは信じてはいますが)、その徹底的落とし込みを道場形式で行いたいと思っています。

そして、ゆくゆくは、私は、この塾を通じて、「21世紀の国際人」の養成に必要な 1) インターネット (コンピュータ)、2) 外国語 (英語)、3) コミュニケーション技能 (NLP) を教えることで、多様な国際人を作り出し、かつ、同様の技能を若者に身につけさせることで、国内からのニートを撲滅したいと考えています。

実は、すでに、私は、ある場所で、「(今から 10 年後の) 2018年までにニートを撲滅させる」というモットーを掲げさせていただいていますので、この塾のモットーもこの文言にしたいと思っています。

まだ、企画内容は煮詰まっていませんが、本日の日記で、「立ち上げ宣言」だけは行っておきたいと思いました。

北岡塾の企画構想が完成した時点で、mixi 日記でも、このプロジェクトを正式に告知したいと思っています。

ではよろしくお願いします。

2008年06月27日付第十三回 mixi 日記「瞑想は危険か?」

こんにちは。

最近、非常に驚いたことがあったので、報告したいと思いました。

先日私はある瞑想家の講演に出席しましたが、ある質問者が「瞑想は危険ではないですか?」という意味の質問を講演家に対してして、私は極めて不可思議に思っていましたが、最近もある人から瞑想は危険と思われているという意見を聞き、なぜですか、と聞いたら、やはり浅原彰晃事件以来そう思われていると言われました。

私はインド人導師に弟子入りして 25 年経ちますが、「瞑想が危険である」といった事例に出会ったことは一度もなく、逆に万人がすべきことだと信じてきていますので、「催眠が危険」というのならまだしもわかりますが、瞑想が危険だという「風潮」は、個人的には非常に忌忌しきことだと思います。

NLP に関しても、西洋では、精神分析以降 60 年間? の心理療法の伝統の中で、多くの人々が療法セッションの間に「内省」または「内観」を行う習慣がすでについていますが、日本人はそれをやってきていないので、なかなか NLP が理解できないという状況があることが判明しています。

たとえば、NLP 演習を行って、自分を自己観察するとき、自分が実際に体験していることが自分自身の内側で起こっているのか外側で起こっているのか判断できない方々に何度か出会ったことがあります。この状況は、西洋では、考えられないことです。

私は、「禅瞑想の国」であるべき日本の若者が自分を見つめることができていないからこそ、このようなニートの問題も起こっている、という結論をもちつつありました。

なお、上記の瞑想家に、以上のことを伝えたら、「20代のとき、瞑想により不可思議なエネルギー体験(クンダリーニの上昇等)があり、マインドの用意がなく狂気に陥ったことがあるので、瞑想の危険性はよく分かります」という意見をいただいたので、私は以下のように答えておきました。

「私は、『瞑想』という用語で、主に『ヴィパサナ瞑想的な自分自身の思考と行動の自己観察』を意味しています。つまり、プラーナヤマ瞑想や最近話題を呼んでいるようであるマカバ瞑想のような、呼吸法その他を伴った『特殊瞑想』の場合は、ちゃんとした指導者のもとで行わないと危険である可能性がある一方で、『単なる自己観察的な瞑想』には危険性はありえない、という立場です。」

ということで、単なる自己観察 (ヴィパサナと呼んでいいと思いますが) としての瞑想は、万人がすべきことである、この瞑想が足りないことが今の日本のニートの問題を生み出している最大の原因である、という私の意見が、今後日本で常識化していくことを心から願っています。

ちなみに、非常に重要なこととして、私の過去の 7 年間の集中的な NLP 演習の自己適用の実験と経験から、NLP は自己観察の手段としては最高のものであり、ゆえに、ヴィパサナ瞑想の代替手段になりえるという絶対的な確信をもつようになっています。

このため、私は、最近は、「正式な瞑想」はをほとんどしていませんが、NLP 演習の効果のおかげで、24 時間寝ていても、覚めていても、食事をしていても、歩いていても、自己観察をしないときがないほどの境地を恒常的に作り出せるようになっています。この境地に基づいて、「自己観察としての瞑想は危険ではない」という主張を続けています。

なお、先週末の国際フォーラムで行った私の 2 日間の「NLP トレーナー、コーチ、カウンセラー向けブラッシュアップ」ワークショップについては、参加者から非常にポジティブな感想と「私以外にも北岡先生の素晴らしいNLPを必要とされている方がまだまだたくさんおられると思います」といったコメントをいただきましたので、現在、国内市場で NLP ワークを継続する企画プロジェクトを二つ考え始めています。これらについては、次回以降の日記で告知できればと思っています。

作成 2023/12/26