以下の文章は、北岡泰典のメルマガ「旧編 新・これが本物の NLP だ!」第 70 号 (2007.3.23 刊) からの抜粋引用です。

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今回は、「グリンダー氏による NLP コーチング トレーニング コース」、3 月 20 日開催の私の著書の出版記念会、3 月 22 日開講の「五感で体感する!!ニューロカフェNLP演習定期ワークショップ」の報告を中心にした情報をお伝えします。

なお、おかげさまで本メルマガは今号で第 70 号ですが、その読者数も、現在、ほぼ 1,500 名ラインを突破せんとしているところです。愛読者の皆さんに心から感謝いたします。


1. グリンダー氏による NLP コーチング トレーニング コースについて

このトレーニング コースは、NLP 共同創始者のジョン グリンダー氏から直接トレーニングが受けられる稀有な機会です。

私自身、1988 年に同氏から直接トレーニングを受けて人生が変わってしまうほどの大衝撃を受けましたが、本メルマガの読者の方々にも、NLP 創始者から直接「真の NLP マジック」を体験されることを、日本 NLP 学院学院長として、強く推薦いたします。

同コースの詳細は以下のとおりです。

2007 年 2 月から開講されている日本 NLP 学院主催の NLP コーチング トレーニング コースの第二回 NLP ニューコード ワークショップ (3 月 30 日より 3 日間) の追加募集がなされています。この詳細は、以下の日本 NLP 学院のサイトにアップロードされています。

http://www.nlpjapan.com/nlp-coaching/

なお、日程は以下のおとりです。

<モジュール1>
NLP基本スキル習得とニューコードNLP3日間

担当:北岡学院長アラスタ・プレンティス
第二日程:2007年3月30日(金)、31日(土)、4月1日(日)

<モジュール2>
オーソリゼーションプログラム6日間

担当:グリンダー博士カルメン・ボスティック女史
日程:2007年4月27日(金)、28日(土)、29日(日) 5月11日(金)、12日(土)、13日(日)

<モジュール3>
エキスパートプログラム6日間

担当:北岡学院長アラスタ・プレンティス
日程:2007年6月30日(土)、7月1日(日)、28日(土)、29日(日)、9月1日(土)、2日(日)

NLPコーチングは目的達成するための知識や手法を備えたNLPコーチがクライアントに対し、言語から非言語、意識から無意識にいたるまで状況を操作することにより、クライアント自身が解決策を見出し最短時間で目的達成できるように継続的にサポートしていく双方向のコミュニケーションです。

NLPコーチングは、クライアントの話の内容にフォーカスするのではなく、意図にフォーカスし、目的達成するための脳処理プロセスに導くため、驚くほど早くクライアントが解決策を見出すことが可能なのです。


2. 北岡著「5文型とNLPで英語はどんどん上達する!」 出版記念パーティー報告

2007年3月1日にダイヤモンド社から出版された私の著 「5文型とNLPで英語はどんどん上達する!」の出版記念パーティーが3月20日(火) に吉祥寺ニューロカフェで行われました。

約 30 名ほどの参加者がいらっしゃいました。私と面識のない方もいらっしゃったようです。参加された方々にはこの紙面で心から感謝させていただきます。

会場の背景映像としては、私が昔好きだった、ジェーン バーキン主演の映画「ガラスの墓標」 (1969 年制作) を流させていただきました。

冒頭の日本 NLP 学院代表の松島直也氏の挨拶では、私が日本 NLP 学院の役員になったことと、 4 月中旬から日本 NLP 学院が「完全独立」することが発表されました。今後、ニューロカフェにて学院の卒業生による「五感で体感する!!ニューロカフェNLP演習定期ワークショップ」シリーズが開講されることも改めてこの場で告知されました。このような活動を通じて、学院側と学院の生徒さんとの間で今後さまざまな協力関係が打ち立てられたら国内でも NLP がさらに広まっていくであろうことが強調されました。

さらに、松島氏の方から私に、私の新著に基づいて、近い将来学院主催の 2 日間の「脅威の北岡式英語学習ワークショップ ― 5文型とNLPで英語はどんどん上達する」 (仮称) の開講が提案されていることにも言及されました。私自身、この提案は非常に興味深いと思いますし、現在、開講する方向で検討させていただいています。正式に開講が決定されれば、次号の私のメルマガで告知することにします。ただ、仮に開講するのであれば、私は、個人的には、100 人、200 人程度の規模のワークショップにしたい気持ちです。ワークショップの題材上、この程度の規模の参加者が集客できるだけの興味が市場にはあると強く確信しています。また、東京だけでなく、たとえば、名古屋、大阪、福岡等でも開講できれば、と思っています。

このパーティーのメイン イベントは、広島にて個別指導進学塾を経営されている受験界の風雲児山本ヒサオ’塾長と私のジャム セッションでした。山本氏は、大学受験英語界で新しいメソッドを開発し、有名大学に多数合格者を出している実績をお持ちです。

ジャム セッションでは、山本氏に進行役を任させていただきましたが、冒頭で同氏の自己紹介もされました。私は、個人的には、センター試験の英語の点数を短期間で飛躍的に高めたりする実際の結果を出している同氏の英語教育法は、たとえば、北岡式英語学習法の、すばらしい「落とし込み」の例だと考えています。同氏の教材は、私の秋葉原での「NLP 英語パイロットスキーム ワークショップ」でも使わせていただいています。なお、山本氏の Web サイトは以下にあります。

http://www.zeal-yes.com/

セッションを通じて、私と山本氏の間では、「現在の英語教育の先生の教え方は、全体的にどこか根本的におかしい。大手書店に何百冊という本であふれている『英会話』コーナーはあっても『構文』または『統語』コーナーがないのは、まったくの異常事態としか言えない。単語レベルで英語学習しても、仮に『まぐれ』で高得点を取れることはあっても、その後の成績の上下変動は避けられない。 本当の英語の『底力』をつけるためには (若干の学習時間が必要かもしれないが) 5 文型の『構造的理解力』を身につけるしか他に方法はない。翻訳にしても、一度英語の文 (表層構造) から英語の構文という抽象的なレベル (深層構造) に行き、そこから再度日本語の構文 (深層構造) を経由して翻訳文 (表層構造) を作り出す訓練が必要である。(私のメルマガの読者は、ここに、私がこれまで頻繁に示唆してきている「コンテンツ → (プロセスとしての) 高次の目的 → この高次の目的を満たす他の (代替選択肢としての) コンテンツ」という普遍的パターンを見出されることでしょう。さらに、セッションでは、だからこそ、私の日本語文と翻訳文は、両方とも、『翻訳調文体』だという評価 (あるいは、批判) を受けた大江健三郎から著しい影響を受けているのです、という点が指摘されました。) 英語の単語レベルから直接日本語の単語レベルに移動する (いわば『水平的』) 翻訳はいわゆる『なんとなく』翻訳でしかない。(この方法は、あまりにも無謀すぎる、気違い沙汰の方法です。) 『直訳』 (当然のことながら、論理的に言っても、本来は、直訳した後にしか意訳は可能ではありません) ではなく、このような (『初めに意訳ありき』の) 『意訳』を勧める教師の数が多すぎる。これでは真の英語力はまったく伸びないのは当然すぎる話だ」といった点で、コンセンサスが取れたかと思います。

少なくとも、私とは直接的には無関係の活動をされてきた方と私との間でこれだけのコンセンサスが取れること自体、私の英語学習方法論の「普遍性」が証明されたのではないかと、思わせていただく次第です。

なお、私や山本氏が提唱している 5 文型最重要視の、いわば「原理主義的」英語学習法のラインにそったワークとしては、少なくとも、芦永奈雄著「『本当の英語力』は5文型で劇的に伸びる」、鈴木友康著「図でわかる英語実力の上げ方」(副題は「英語は、時間をかければかけるほど伸びない」) の 2 冊の本が挙げられます。(ただし、後者の本は、現在、絶版になっています。)

山本氏から私の方に提言されたリクエストとしては、「今後、SV 文型習得のために、最低限どのような学習をすれば充分と言えるか、そのコンテンツをまとめた続編を書いていただきたい」というものでした。

私自身、新著で、

「現代のコンピュータ文化の若者を念頭に置いて、コンピュータ・モニタを前にして、ゲーム感覚で特定の原文英語の和文翻訳、各単語の意味、品詞、類義語、および立体的な構文分析ツリー図等が視覚的に確認できるようなソフトウェアプログラムのアイデアを考えつきました。このアイデアについては、5年前に日本の特許庁に特許を申請し、2006年の春にすでに特許を取得しています。」 (200 ページ)

「読者の方々から、このようなソフトに対する興味と関心度が高いことが判明したら、今後、このソフトのアイデアを実際に製品開発に移していく可能性もあります。」(168 ページ)

と書かせていただいていますが、このようなソフトウェア教材で、山本氏から提示されたリクエストに応えることができるのでは、と思っています。もちろん、このソフトウェア製品開発以前に「5文型とNLPで英語はどんどん上達する!」の続編を執筆する可能性もあります。この点に関しては、本イベントの参加者のお一人から「新著には、NLP のメタモデルの使い方が載っていないです」といった、非常に的を得たコメントもいただいたので、そのような「新著の不備」が続編ではカバーされることになると思います。

再度、「5文型とNLPで英語はどんどん上達する!」 出版記念パーティーに出席していただいた方々に感謝の念をお伝えしたいと思います。ありがとうございました。


3. 「五感で体感する!!ニューロカフェNLP演習定期ワークショップ」報告

本メルマガの第 69 号でも告知した「五感で体感する!!ニューロカフェNLP演習定期ワークショップ」 (タイトルが変わりました) は、日本NLP学院バックアップのもと、3月22日(木)に吉祥寺ニューロカフェにおいて開始されました。

これは、様々なビジネスステージで活躍されている日本NLP学院のマスター プラクティショナー卒業生とプロビジョナル トレーナーを講師としてお招きし、定期ワークショップを40回にわたり開催し、1 回につき 1 つの個人編集テクニック等が紹介、実践される、という企画です。マスター プラクティショナー卒業生によるイベントは、いい意味での気楽さ、楽しさがあるいわば大学祭のようなものになり、NLPとは何かを肌で体感できることでしょう。プロビジョナル トレーナーのイベントでは、NLPの懐の深さが体感できるでしょうし、そこでは、北岡泰典直伝の、大学院レベルの、奥深いNLP世界が参加者を魅了して止まないことでしょう・・・・。

第一回目の3月22日(木)は、日本 NLP 学院認定のプロビジョナル トレーナーである片山真弓女史が担当されました。 テーマは学院以外では本邦初紹介であろう「リソース スーパー チャージャー演習」(NLPユニバーシティ考案テクニック)でした。

私も参加しましたが、学院の生徒さん以外の方も参加されていた、非常に興味深い「プラクティスの場」でした。英国では、長く、「セントラル ロンドン NLP プラクティス グループ」という団体が、複数の団体を統括する形で、定期的に中堅以上の NLP トレーナーを招聘し、「練習会」を開催していましたが (私自身、この会でワークショップを開講したこともありますが)、その雰囲気が思い出されました。

今後も、ニューロカフェという、非常にユニークな団体によって開催される同イベントを通じて、NLP が国内で広く定着していくことを祈っています。

第二回目は、学院認定のプロビジョナル トレーナーである浅井秀樹氏が「サブモダリティ演習」を紹介する予定です。

本イベントは、NLPマジックが繰り広げられることになるであろうニューロカフェにおいて、様々なNLP演習を体感でき、国内でもブレーク寸前と見られているNLPワークにじかに触れられる、めったにない機会です。振るってご参加ください。

<講習日程&予定講師陣>
3月22日(木)1回/片山真弓プロビジョナル トレーナー講師 (テーマ:リソース スーパー チャージャー演習) 無事終了しました。
3月26日(月)2回/浅井秀樹プロビジョナル トレーナー講師 (テーマ:サブモダリティ演習)
3月29日(木)3回/講師未定
4月2日(月) 4回/伊橋 美香マスタープラクティショナー(テーマ:タイムライン)
4日5日(木) 5回/講師未定
4月9日(月) 6回/黒田めぐみマスタープラクティショナー(テーマ:知覚ポジション)
4日12日(木)7回/坂東富美代マスタープラクティショナー(テーマ:メタモデル)
4月16日(月)8回/講師未定
4日19日(木)9回/講師未定
4月23日(月)10回/講師未定
4日26日(木)11回/講師未定

各日程とも20時00分オープン、20時15時スタートです (講習時間約1.5時間)。
講習料:第1回&第2回は特別料金5000円(フリードリンク)、その他の回は料金3000円(フリードリンク)
場所:吉祥寺ニューロカフェ (http://neuro-cafe.com/school/000173.html)


4. 大阪第五期プラクティショナー コースについて

現在、大阪では、日本 NLP 学院の大阪第五期プラクティショナー コースが開催されていて、先週末には第 5 モジュールが無事終了しました。

私は、個人的には、このコース参加者の方々の変容には大きなものが起こっていると感じますし、NLP の「醍醐味」を、すでにプラクティショナー コースの中盤から終盤にかけた段階で、理解し始めているようにも思いました。

これは、ひょっとしたら、第二モジュールと第四モジュールは他のトレーナーが教えられた (第四モジュールはアラスタ プレンティスさんが担当しました) ことにより、さまざまな意味で、コース参加者が「多重記述」の見方ができるようになったので、私の講義の中での諸々の発言の「多重の意味合い」が、この段階で理解し始めたことによっているのかもしれません。

コース参加者の中には、長期にわたって悩んでこられていたトラウマ的行動パターンもほぼ完治された方もいて、コース全体としても、非常に興味深い進み具合になっています。

一点、一人の参加者から、「『個人的天才になるための必要条件』にあるデーモンとパーツの違いを教えてください」という質問があったのですが、この質問への私の回答を今号のメルマガで再説明させていただきたいと思います。

(なお、「デーモン」とは、研究社のリーダーズ辞典では、コンピュータの「ハッカー」用語として、「ある条件が満たされると明示的に呼ばれなくとも自動的に [すなわち、かってに (北岡注)] 動き出すプログラム」というふうに定義されています。この意味では、私はいつも、「NLP 個人編集テクニックを実践し続けると、自分が望んでいない習慣的な行動と思考のパターンを変え続けることで、最終的には 1 日 86,400 秒通じてずっと、自分が真に求めていた行動と思考のパターンを常にもち続けるようになることができます」と主張していますが、「デーモン」は、私のこの表現の中のまさに「自分が望んでいない習慣的な行動と思考のパターン」そのものに対応することがわかります。)

すなわち、私は、本メルマガの第 48 号で以下のように書きました。

「(『小悪魔』と訳せるであろう) 『デーモン』とは、「個人的天才になるための必要条件」で使われている用語で、ゲシュタルト等の心理療法で使われる『(無意識の) パーツ』とほぼ同じ意味をもっています。私は、個人的には、この用語を、ユングのコンプレックスまたは『原型』、アーネスト L ロシの『SDMLB (状態依存の記憶、学習、行動)』、チャールズ タルトの『d-ASC (個別の変性意識)』と『d-SoC (個別の意識状態)』、スタニスラフ グロフの『COEX システム (凝縮経験システム)』といったさまざまな概念と等価と見なす場合もあります。」

すなわち、私は、上記の「デーモン」、「パーツ」、「(劣等感等の) コンプレックス」、「(ユングの) 原型」、「SDMLB」、「d-ASC」、「d-SoC」、「COEX システム」だけでなく、「(NLP の) アンカーリング」、「(パブロフの) 条件反射」、「(コンピュータの) プログラミング」、「(印哲の概念の) サムスカーラ」、「(ゲシュタルト療法の) アンフィニシュド ビジネス (未解決の問題)」、「(仏作家のプルーストの) 特権的瞬間」等も、すべて、多かれ少なかれ同じ意味をもっていると、見なすことがあります。(この点については、本メルマガの第 9 号の「1. アンカーリング」の項で用語説明がさらに詳しくされています。)


5. 4Te/4Ti 再考察

私は、GUI (グラフィック ユーザー インターフェイス、すなわち、Windows のような) オペレーティング システムの各ファイル アイコンは、NLP で言う一式の 4T に相当する、と見なすことがあります。

ここで興味深いことは、たとえば、Windows のデスクトップで、ある「データ ファイル アイコン」を (そのデータ ファイルを開くことができる) 「実行ファイル (実行可能なアプリケーション ファイル) アイコン」に「ドラッグ アンド ドロップ」すると、そのデータ ファイルがひとりでにオープンされる点です。(一度、ぜひとも実際にコンピュータのモニタ上で試されることを強くお勧めします。) 逆に、実行ファイル アイコンをデータ ファイル アイコンにドラッグ アンド ドロップしても、「ひっかかった」まま、何も起こりません。

この比喩を使えば、私たちがなぜ困難な人生を送るかの主な理由は、ある特定の 4T (アイコン) が他のファイルを開くことができる実行ファイル アイコンであるか、または他の実行ファイルによって処理される必要のあるデータ ファイル アイコンであるかどうかがわかっていないからだ、と考えることが可能です。すなわち、この場合、私たちは、実行ファイル アイコンをデータ ファイル アイコンに無理やり (そして、おそらく「脅迫観念的」に) 「ドラッグ アンド ドロップ」をし続けようとする傾向があるのではないでしょうか (この際、ファイル アイコンは「ひっかかった」ままで、何も起きません)。

それとは反対に、 成功した生活を送ることができる人々は、論理的タイプの異なったファイル アイコンを識別することができ、かつ、データ ファイル アイコンを対応する実行ファイル アイコンにドラッグ アンド ドロップする方法を知っている人ではないでしょうか。

ここで、この問題を複雑にしているのは、デスクトップ上のデータ ファイル アイコンと実行ファイル アイコンのそれぞれの拡張子 (データ ファイルの拡張子としては、たとえば、 .doc、.xls、.ppt、.pdf 等があります。これらのデータ ファイルを開くことのできる実行ファイルの拡張子は .exe です) は非表示にすることが可能であるという点です (確かに、アナログ世界ではその方がいっそう自然です)。この場合、ファイルの論理タイプやアイコンの形状等についてある程度の知識をもっていないかぎり、あるファイル アイコンが実行ファイルかまたはデータ ファイル アイコンであるかを知る手立てはなくなってしまいます。

以上のことは、私がすでに過去に考えてきていたことでしたが、最近、以上のような、私が非常に興味深いと思うコンピュータ関連の比喩に加えて、さらに興味深い発見をしました。

その発見とは、以上の比喩の「データ ファイル アイコン」の方の 4T は、実は、(生のデータ情報という意味で) 「4Te」で、「実行ファイル アイコン」の方は、(過去のアンカーリングが実行可能なプログラミングを構成しているという意味で) 「4Ti」である傾向が非常に強いのではないか、ということでした。

確かに、「今ここ」で起こっている 4Te の経験に、過去のプログラミングである 4Ti の経験を押し付けようとしても物事が何もうまくいかない一方で、今現在の 4Te の経験を (適所適材的に、一番うまく合うものとして選んだ) プログラミングとしての 4Ti の経験に適用すると、物事がすべてうまく行き始めることは、実際の NLP 経験と照らし合わせても、極めて合点がいきます。(後者のメカニズムは、「NLP 個人編集テクニックを使った場合の TOTE」そのものです。この点については、本メルマガの第 6 号および第 6 号から参照できる図式を参照してください。)

読者の方々で、(4T の概念に慣れていない、等の理由で) 本項の私のファイル アイコンを使った比喩を理解しずらいと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、しかし、私のワークを知っている方々は、私のこの「発見」の (おそらくは「革命的」な) 重要性と意味合いを理解されるもの、と願っています。

作成 2023/12/6