以下の文章は、北岡泰典のメルマガ「旧編 新・これが本物の NLP だ!」第 37 号 (2005.9.10 刊) からの抜粋引用です。

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今回は、重要な告知があります。


1. グリンダー氏による「トレーナーズ トレーニング」コース開催正式決定!

本メルマガのこれまでの号でも示唆してきましたが、NLP 共同創始者のジョン グリンダー氏が来年以降日本 NLP 学院において「NLP トレーナーズ トレーニング」コースを開催しますが、そのスケジュール等の開催内容が遂に正式決定しました。この「トレーナーズ トレーニング」コースは、国内で初の NLP 創始者自身によるコースであるという意味で、非常に重要な意味合いをもつことになるコースです。

グリンダー氏と共同トレーナーのカルメン ボスティック サンクレア女史が共同で教える「NLP トレーナーズ トレーニング」コースは、2006 年から 2007 年にかけて、以下のスケジュールとプログラムで日本 NLP 学院において開講されます。

モジュール 1 「ニュー コード NLP プログラム」: 最新の NLP の潮流であり、NLP トレーナーの必須項であるニュー コード NLP を修得するコース。北岡泰典等が担当。2006 年 3 月 17 日~ 19 日の 3 日間 

モジュール 2 「トレーナーズ プレゼンテーション プログラム」: 優秀なトレーナーの要素であるプレゼンテーション能力を身に付けるコース。グリンダー博士、 カルメン・ボスティック女史が担当。2006 年 5 月 2 日~ 7 日の 6 日間
モジュール 3 「トレーナーズアシスタンスプログラム」: 日本 NLP 学院コース内のアシスタントをすることによって、コース運営を学ぶプログラム。スケジュールはプラクティショナー コース/マスター プラクティショナーコースの日程に準ずる。

モジュール 4 「トレーナーズ コンプリーション プログラム」: 優秀なトレーナーに必須の資質、トレーニング能力を引き出し、自らはもとより、周りの可能性を最大限に引き出せるトレーナーを育成するプログラム。2007 年 5 月 1 日~ 6 日の 6 日間

ジョン グリンダー氏による本「NLP トレーナーズ トレーニング」コースについての、コース参加費を含む詳細については、以下のサイトを参照してください。

http://www.nlpjapan.com/j_2.htm


なお、私とグリンダー氏との個人的コミュニケーションの中で、本「NLP トレーナーズ トレーニング」コースのモジュール 1 (2006 年 5 月) とモジュール 4 (2007 年 5 月) のプログラムについて、同氏は以下のように説明しています (これらの内容は暫定的なもので、変更する場合があります)。すなわち、

モジュール 2 「トレーナーズ プレゼンテーション プログラム」の 6 日間 (2006 年) では、コース参加者は、グループ アンカーリング、声の調子としぐさの情報パッケージ、情報のセグメント、注意分割タスク、周辺視野の訓練、デモ実践、デモ実践者の選択、聴衆の反応の処理、比喩、非線状反応、グループの場での表出体系の使用、プリゼン形式、その他のプリゼン技能を教わります。

モジュール 4 「トレーナーズ コンプリーション プログラム」の 6 日間 (2007 年) では、コース参加者は、NLP パターンの提示、内容とパターンの区別、内容モデルのプロセス モデルへの置き換え、演習の考案、介入、チョイス ポイントと選択の徹底的考察、活用技能、柔軟性関連問題、その他のプリゼン技能を教わります。

特に、 2007 年のモジュール 4 では、コース参加者は、自分自身のトレーニングでオファーしたい一定数のパターンのプリゼンの課題が与えられます。グリンダー氏は、どのパターンが合法的な NLP パターン (つまりプロセス パターン) で、どれがそうでない (内容パターン) か、を識別できるようにコース参加者を支援します。参加者は、その後、指示とケース スタディ例が与えられ、内容モデルをプロセス モデルに置き換える (「マッピング」する) 課題が与えられます。このような形で学ぶことで、参加者がパターンを習得しているかどうかを判定することが比較的容易になるはずです。プロセス パターンであれば、すべて、誰がどのように考案したかに関わらず、歓迎されます。内容モデルはすべて、プロセス モデルに置き換えられます。

さらに、私は、グリンダー氏に「バンドラー系の NLP を学んだ NLP ピアが参加する可能性もありますが、このトレーナーズ トレーニングの修了した後などは、バンドラー系のスキルなどを実践すべきではないのでしょうか?」と質問しましたが、同氏の回答は非常に興味深いものでした。 以下にグリンダー氏の回答を引用します。

「2 年間の本トレーニングを成功裏に修了したトレーナーは、プロセス パターンであるかぎり、NLP 分野のどのパターンを教えることもできます。内容モデルについては、1) プロセス パターンに置き換えるか、2) プロセスと内容の違いを生徒に教える目的で使われるか、3) 無視するかすることができます。 たとえば、ディルツの心身論理レベルは、内容を押し付けるモデルです。私が認定したトレーナーは、内容モデルとしてフレーミングしながら教えるか、生徒に内容モデルとして認識できるかどうか判定するよう求めながら教えるか (生徒がそう認識しないようであれば、トレーナーは最後にフレーミングする必要があります)、まったく教えないでいることができます。NLP に (合法的に) コード化されているプロセス パターンは、すべて、私が認定したトレーナーは教えることができます。実際のところ、私には、バンドラーが開発したプロセス パターンで、我々の初期の共同ワークとは独立した形で開発されたものを見つけるのは困難に思えます。」

グリンダー氏の、この「誰がどのように考案したかには関わらず」、「NLP に (合法的に) コード化されているプロセス パターンは、すべて、私が認定したトレーナーは教えることができます」という立場は、極めて「博愛主義的」な匂いを感じてしまいます。だからこそ、同氏は、NLP 創始当初、このような極めて危険なツールでありうる革命的方法論を万人にアクセスさせることを意識的に決定されたのだと思います。

また、2006 年のゴールデン ウィークにはグリンダー氏は、「トレーナーズ トレーニング」コースと同時に「NLP コーチング認定」コースも開講します。NLP 創始者が直接認定するこの「NLP コーチング」は、非常にユニークで無比のコースですが、同コースの開催内容の詳細は、近日中に日本 NLP 学院の Web ページ等で正式に発表される予定です。

なお、私は、本年 12 月に英国で、グリンダー氏の特別トレーニングを受ける予定です。この後、私は、グリンダー氏認定の「ニューコード NLP トレーナー」として活動することになっています。


2. 「石川正樹ドットコム」関連について

私のメルマガの前号でもお伝えしたように、現在私は、「北岡泰典ドットコム」を通じて、他の業界で活躍されている「大家」の方々とビジネス ネットワークを組ませていただいていますが、その一環として、「石川正樹ドットコム」のビジネス加速実践会事務局主催の「第一回ビジネス加速実践セミナー」が、9 月 19 日に東京で開講されます。このセミナーでは、起業家を対象に成功を手に入れるためのビジネス加速化方法が、インターネット ビジネス、パフォーマンス強化、NLP 的加速学習の観点から教えられます。

講師陣としては、インターネット黎明期よりインターネットでのビジネス加速を追及し続け、クライアントに大きな成果を確実に達成させてきているインターネット ストラテジストのロバート中川氏、および「組織と個人の生産性を高める」ハイパフォーマンス コンサルタントであり、NLP トレーナーでもある石川正樹氏がセミナーに参加します。私自身も、このセミナー講師として参加する予定です。

このビジネス加速実践セミナーの情報については、以下のリンクをクリックしてください。

http://www.ishikawamasaki.com/20050919bas.html

また、「石川正樹ドットコム」サイトは現在逐次アップデートされているようで、その一環として同サイトの「Links (リンク集)」セクションのリンク集も大幅更新されて、非常に充実した内容になっています。「裏情報」的な情報もあるようで、「一見の価値あり」です。(「Links (リンク集)」のページは以下のとおりです。)

http://www.ishikawamasaki.com/archives/2005/08/links.html

作成 2023/11/3