以下の文章は、北岡泰典のメルマガ「新編 新・これが本物の NLP だ!」第 81 号 (2016.9.7 刊) からの抜粋引用です。

* * * * * * *

今回は、以下のトピックがカバーされています。

1.「完全リミッター解除」ワーク FAQ その二
2.「完全リミッター解除」ワーク演習内容

//////////////////////////////////////////

1.「完全リミッター解除」ワーク FAQ その二

以下に、10/1 & 2 開催の「完全リミッター解除」ワークについての「FAQ その二」をお伝えさせていただきます。

Q04: 最近のメルマガには、「正論」が書かれているとは思うのですが、なぜ読者の私の扁桃体が快にならないのでしょうか?

A04: 非常に興味深い質問です。

思うに、私の人生を振り返ってみると、二十代後半に知り合った私の精神的師匠 (バグワン シュリ ラジニーシ) にしろ、NLP 創始者のジョン グリンダーにしろ、「新北岡遇辺メルマガ」(無料会員登録サイト: http://www.guhen.jp) で紹介させていただいている三人の VIP 思索家にしろ、全員、「常識の破壊者」という点で共通しています。

その意味で、私は最近のメルマガと企画中のワークを通じて、「寝る子を起こそう」としていることは、間違いないと思います。

私自身のケースのことしか語れませんが、二十代後半まで文字通り「蟻地獄」 にいた自分が、二人の「非常識人」を師とすることで、奇跡的にそこから脱出することができたわけですが、私の人生の最大の命題は、「『呪われた二重拘束 (悪循環)』にいる人がいかにして『療法的二重拘束 (螺旋的良循環)』に抜け出せるか」になっています。

この命題は、私のクライアントの一人が最大の命題です、と言った「『人間死んだらどうなるのか』を生きている間に知りたい」よりも、私には、意味合いが大きいです (興味深いことに、この命題は、私にとって最大の命題 (つまるところは、「自分は制約されていると信じている人がいかにして本当は自由であることを悟れるか」を意味しています) に含まれるかと思います)。

ということで、自己正当化にしかなりませんが、この方法論を広めるための私のプリゼンのし方も、「常識的」ではないので、読者の方々も、違和感を感じたり、扁桃体が不快になったりするのだと思います (笑)。

ある意味、「新北岡遇辺メルマガ」で紹介させていただいている日本人 VIP 思索家も、「不快感が大きければ大きいほど、その後の快感が大きい」という「振り子の原則」を提唱されているのですが、若い頃蟻地獄から解脱の道に進むことができたと主張している「先人」を信じて、その方法論を身につけて、同じように「自由」になってください、と呼びかけることしかできませんね (笑)。

(「不快感が大きければ大きいほど、その後の快感が大きい」についてですが、興味深いことを思いつきました。

先号のメルマガで、「実際には書き換えるべきプログラミングの数が、もともと無数 (意識的無意識的、大小、を含んだら、たぶん数万、数十万単位です) にある」と書きましたが、我々人間は、子供のときに「刺激 → 反応」のプロセスを短絡化・無意識化して、意識が他のことに注意払えるようにしてきているのですが、この短絡化・無意識化の数が数万、数十万単位ある、という意味です。

問題になるのは、この無数の「プロセスの短絡化・無意識化」は、子供のときの、そのときの状況で「無意識領域の脳」が最善と思った形の短絡化・無意識化だったのですが、大人になって状況がまったく変わった後は、本来なら、もっと適切な短絡化・無意識化に変えるべきところなのに、通常は、この「再学習」の方法がわからないので、我々は「蟻地獄」の中にとどまり続けます。幸いにして、NLP のような短絡化・無意識化の再学習の方法に出会ったとしても、完全な自己変容を遂げるまでは、地道な時間と労力を必要とするので、通常は「苦しくて苦しくてたまらない」作業となっています。

ただし、扁桃体を快にさえすれば、この再学習のプロセスが「楽しくて楽しくて」しかたなくなります (私の過去の場合がそうでした)。つまり、「(再学習の) 不快感が大きければ大きいほど、その後の (自己変容した後の) 快感が大きい」というわけです。)

Q05: 最近のメルマガ (新編第76 号)で「北岡、『これをもち打ち止め!』感をもつ…」と言っているのに、なぜこのワークを企画したのですか?

A05: 実は、時系列的には、正確には、本ワークを企画し始めた「後」に起こったことなのですが、先日、突然、私のサイトを見た会社から、私を「パフォーマンス コーチ」として売り込みたいという問い合わせを受けました (最近の私の「ツキ」の表れかと思っています)。

この会社の担当者と会い、私を該当の市場に売り込んでもらうことになったのですが、その面談のときに、私の複数のサイトを徹底的に調べ上げたというこの担当者には、「当方もプロなので、サイトを見るだけでも、即、『このサイトの記述 (様々な主張) には嘘はない』ということがわかる (!)」と言われました。

また、私が「私の実際の実力はまだわからないでしょうが、今後、本当に天才であるということがわかるか、あるいは単なる馬鹿だったか、わかりますよね」と言ったら、「かりに北岡先生が馬鹿だったら、その人を選んだ私も馬鹿だった、ということになるので、それは絶対ありえない (!)」とも言われました。

正直、私のワークの評価に関して言うと、この担当者ほど「絶対的価値基準をもった方」に、こういうケースで出会ったことは、私の人生上、ほとんどないです。

以上のような背景もありますので、今回のワークは、「これをもち打ち止め!」感をもった後、それでも「業界に貢献、還元」したいという私自身の強い思いから、業界への「最後の置き土産」として、破格の参加費での開催を企画させていただいたものでした。

//////////////////////////////////////////

2.「完全リミッター解除」ワーク演習内容

「完全リミッター解除:成功哲学者になるための必要条件」ワークの紹介サイトのクアイアント感想ページ (http://www.kitaoka-coaching.com/?page_id=29) で紹介されている感想は、私の独自開発の「Meta Meta Work」という演習についての感想ですが、これは、NLP の演習の成果を現実に持ち込めることを可能にするテクニックです。

私は、NLP の講義中、「現象界の事象を『メタ (観照者)』に持ち込まない」ということで首尾一貫してきていましたが、これは、私が信奉しているシャンカラチャリヤ等の印哲のヴェーダンタ哲学者の「観照者は最高位の意識の状態である」という主張に基づいていました。

ただ、ここ何年間か NLP 実践者の演習の実践のし方をつぶさに見ていて、さらに、昨年の「RPG ゲーム」を独自開発する過程で、実は、私自身は、NLP 学習開始当時から、NLP 演習で変更したプログラミングを「メタ」の中に持ち込んでいた (すなわち、現象界の事象を観照者に持ち込むという「タブー」を犯していた) ということに気づきました (!)。

もしこれが本当であれば、「さらに改善した現象界の自分」が観照者そのものになり、その観照者が現象界の自分を変えることになるので、この演習の副題である「スパイラル弁証法モデル」的成長が可能となり、かつ「新北岡遇辺メルマガ」で紹介している日本人 VIP 思索家の言うように、「無意識領域の脳が物に肯定的なっている『思考の癖』をもっている人々は『NLP 演習が楽しくて楽しくてたまらなくなる』」ということにもなります (そして、まさにこのことが、過去 30 年の私に起こってきていることです)。

ただし、このことは、認識論的には、ヴェーダンタ哲学者の主張に真正面から抗うこととなるのですが、幸いにも、私は、この「認識論的誤謬の正当化」の方法を発見していて、ビジュアル プリゼン動画で明示化しています。

個人的には、この「認識論的誤謬の正当化」を完全に理解している (すなわち、該当のビジュアル プリゼン動画の内容を理解している) 人でないと、現象界の事象を観照者に持ち込むことは「かなり危険な行為」ではないか、と考えています。

実は、この動画と「Meta Meta Work」演習を、本ワークの第二日目の「完全リミッター解除支援」グループ コーチング ワークで紹介する予定になっています。

10/1 & 2 開催「完全リミッター解除:成功哲学者になるための必要条件」ワークで紹介する演習のさらなる情報については、最新号の「新北岡遇辺メルマガ」で紹介させていただいています。ご興味があれば、以下のページから「新北岡遇辺メルマガ」の無料購読登録をしてください。

「新北岡遇辺メルマガ」無料会員登録サイト: http://www.guhen.jp

作成 2023/1/20