以下の文章は、北岡泰典のメルマガ「新編 新・これが本物の NLP だ!」第 63 号 (2015.12.16 刊) からの抜粋引用です。
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今回は、以下のトピックがカバーされています。
1.「現実という名のロール プレイング ゲーム」ワーク Q&A IX
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1.「現実という名のロール プレイング ゲーム」ワーク Q&A IX
先号のメルマガに引き続き、「『現実という名のロール プレイング (RPG) ゲーム』ワーク Q&A IX」を掲載いたします。
Question 16: 北岡さんの最近の大発見は、NLP 四天王を含めたどの (欧米と国内の) NLP トレーナーも明示化できていなったことだというのは本当ですか?
Answer 16: 私は、その通りだと思っています。
まず、最近の私のクローズドの上級ワークと個人セッションで起こったことを報告させてください。
私のクローズドの上級ワークの参加者には、これまでハイレベルな内容を伝授してきていますが、最近、「現実という名の RPG ゲーム」モデルを伝授したとき、私はびっくり仰天しました。
この参加者のうちの一人は、対人関係の問題をもっていて、「現実という名の RPG ゲーム」のデモ演習をしているとき、「私は、アンカーリングというものは、否定的な状況に入る『前』の状態管理の目的の事前準備のために使えることも、その状況が終わった『後』の、その出来事の思い出し方を変える目的の事後処理のために使えることも知っていましたが、その状況が起こっている最中に『リアルタイム』でアンカーを起動するという発想がありませんでした」とおっしゃいました。
また、別の方は、グループ演習中に、「私の問題はプリゼンテーションをすべきことにありましたが、『幽体離脱』 (世阿弥の『離見の見』です) を引き起こせる『三段階分離』のテクニックをプリゼンの最中にリアルタイムでできるとは思わなかった」とおっしゃいました。
そもそも NLP は、最近私が「再発見」した「選択点」で、「リアルタイム」に行動選択肢を増やすため「だけ」に生まれた技法であるので、対人関係にしろ、プリゼンテーションにしろ、状態管理のためのアンカーリングや自分を客観視できる「三段階分離」のテクニックが、事前準備と事後処理のためだけにあって、その状況の最中に使うという発想がないという事態は、もはや NLP の根幹を覆すもので、私は、正直、開いた口が塞がりませんでした。
ちなみに、私の最近の個人セッションで、クライアントに「現実という名の RPG ゲーム」演習を施術した際、その前に、ちゃんと (左脳的に) 上記のことが私のクローズドのワークの参加者に起こったということを説明していたにもかかわらず、このクライアントは、まさにその演習の最中に、「対人関係の問題の最中に、リアルタイムでアンカーを起動するということは考えもつかなかった」とおっしゃったので、この問題は、特定の個人の理解力や技能の欠如といった問題というよりも、「由々しい」とか「危惧的」とかいったレベルをはるかに超えた、もっとも抜本的、破局的な「文化的問題」だと思えます。
あるテクニックが、状況の事前準備と事後処理のためだけにあると信じきっていている国民が、「リアルタイムの同時並行処理」が命である、英米人との英語での会話がまったくできないのも、「外野席の評論家」、「耳年増」、「超左脳的理論家」等で終わるしかないのも、むべなるかな、です。
「外野席の評論家」、「耳年増」、「超左脳的理論家」のトレーナーしかいない国内の他の NLP 団体の生徒さんが NLP が状況の事前準備と事後処理のためだけにある、と信じきるのは、ある意味しごく当然だとしても、もし仮に、「見る前に跳べ」を標榜していて、口酸っぱく、「NLP は実際に行動を変えるためにある」という立場を首尾一貫して貫いてきていた私自身が教えた方々でさえも、同じように信じ込んでいたとしたら、あるいは少なくとも、NLP をリアルタイムで満足に使いこなせてこれていないようであるとしたら、ここに、日本人の「思考停止あるいは制限の解除」 (GHQ による洗脳の解除) にかかわるもっとも重要な鍵があると、私は、今、確信しています。
その意味で、私は、最近、「欧米式の NLP には限界性がある」 (!) ことに気づき、このもっとも抜本的な問題を解決するために「現実という名の RPG ゲーム」を独自開発した次第です。
この意味で、以下の「2.12/20 北岡『現実という名の RPG ゲーム』半日ワーク」の項目に、以下の表現を使わせていただきました。
「北岡は、ついに、その結論を見つけることに成功しました。
それは、欧米の NLP トレーナー全員がこれまで明示化できていなかったことがあったからです。
そして、北岡は、NLP 四天王も不可能だった明示化の方法を確立しました。」
これは、「NLP を状況の最中にリアルタイムで使う」のが常識で、「そのためにしか」NLP を生み出していない欧米人には、このコンセプトは、1988 年からずっと私がそうであったように、あまりにも無意識的パターン化されているので、NLP 四天王を含むどのトレーナーも、私以外には、演習化することを考えもしなかった、という確信が私にはあります (たぶん、「現実という名の RPG ゲーム」演習を欧米人に見せたら、「お前あほか」と言われるくらい当然視していると思います)。
ということで、「現実という名の RPG ゲーム」によって、未曾有の「脳内革命」が日本人全体にもたらされるだろう、という確信を、今、ますます深めているところです。
Question 17: 先生が最近発見された「神の体験を創出できる認知論的な方法論」によれば、「4Te」 (外界から入力される今ここの五感の体験) でさえもホログラムであり、幻想である、という理解になりますが、先生のご意見はいかがでしょうか。
この方法論を NLP の言葉で理解したいと思い、ご教授願えれば幸いです。
Answer 17: このご質問の内容は、私は、今の時点で、その通りだと思っています。
この点が、NLP あるいは「徹底的不可知論者的認識論者」のグリンダー氏の限界ではないかと思っています。
これは、非常に興味深いコメントですね。たぶん、「アイデンティティ クライシス」を引き起こすレベルのコメントですよね!
ちなみに、これまで、私は、「神の体験を創出できる認知論的な方法論」について、クローズドでしか固有名詞を語っていないですが、この方法論に基づいて、私の人生がさらに変化して、「現実という名の RPG ゲーム」モデルの独自開発にもつながったので、「特別限定処置」として、この方法論と「RPG モデル」について詳述した北岡エッセイ「レモンの味を知らなくてもレモンの味を創出できる方法論:完全解説」 (26 ページ、2 万 2 千字の PDF ファイル) の無料ダウンロードを期間限定で可能にすることにいたしました。
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作成 2023/1/2