以下の文章は、北岡泰典のメルマガ「新編 新・これが本物の NLP だ!」第 59 号 (2015.12.1 刊) からの抜粋引用です。

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今回は、以下のトピックがカバーされています。

1.12/7 「現実の『箱』から出て自由自在になる方法」イブニング ワーク
2.「現実という名のロール プレイング ゲーム」ワーク Q&A V

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1.12/7 「現実の『箱』から出て自由自在になる方法」イブニング ワーク

本日は、12/7(月)に行われるイブニングワークのご案内です。

北岡は、「一流から超一流へ」イブニング チャリティ ワークを毎月一回開講してきていますが、今回は特に、北岡の数十年にわたる集大成をこの短いワークでできるだけお伝えしよう、というのが 12 月開催の特別ワークの主旨です。また、今回 13 回目で、「一流から超一流へ」ワークシリーズは最終回となります。

<自らの自己啓発に終止符を打ちませんか?>

●日常生活の中で、悪循環から抜け出せないことがよくある
●経済的な不自由さがあり、苦しく感じることがある
●人間関係でうまくいかないことがある
●仕事で同じようなパターンで失敗することがある
●自分の感情に振り回され、望む結果が得られないことがある

これらの課題を感じている方々すべてに設計されたワーク内容になっています。

書店に行くと、あふれかえるほどの自己啓発の本が並んでいます。

○○する3つの秘訣
お金持ちになる○○理論
○○になるならまず△△をやりなさい
ストレスから解放される究極の方法

などなど。

ただ、これらのジャンルの本はどんどん出ては消えをしているわけですが、果たして、このペースでどんどん成功し、豊かになり、人間関係の問題が解決されている人が爆発的に増えているでしょうか?

たとえば、課題に思うことがあり、書店で自己啓発本を買った。2週間くらいかけてその本を読んだ。でも読んだだけで終わってしまった。しばらくして、また気づくとその課題を思い出し、新しい本を買って、ちょっとやってみて、でもいつの間にかやらなくなって・・・

今度は形はちょっと違うけど、根本的には同じ課題に再度ぶつかり、今度は解決してやろうとまた新しい本を買い。。。。

こんな感じで、本は買って解決しようとするのですが、結局、なんだかんだで解決せずの場合が大半なので、自己啓発本だけが売れ、課題が解決した人がその数にまったく比例していないのが現実です。

これは、世の中にある自己啓発や自己研磨の方法が間違っているわけではないのですが、「ある前提」が抜けているがために、ほとんどのメソッドでごく一時的な効果しか出ないのです。

一時的な効果が出ればまだいいほうかもしれません。

自己啓発本がこんなにも溢れているのに、なぜ成功する人、心身ともに豊かになっていく人が目に見えて増えていかないのか。

そのヒントがこのイブニング ワークにふんだんに盛り込まれています。

<自動操縦が行われている?>

人間の大半が、「機械」のようにいわば「自動的」に生きている人が多いです。

「いや、私はちゃんと自発的に生きていますよ!」

確かに、意識レベルではご自身で考え、行動されていると思います。

それはそれで素晴らしいことです。

ただ、問題は無意識レベル、ご自身でも気づいていないレベルでの「自動オペレーション」が行われていたとしたら。

しかも、その自動オペレーションを設定した覚えもないのに、です。

実は、それは多くの人の場合、オギャーと生まれて自我が備わった頃から、自動的に作動してしまっているんです。

これがあるがために、自らをある「箱」の中に自ら入れ、その中で半ば自動的に生きているのです。

この「箱」は例えていうなら、海で泳いでいる魚は、自分が海で泳いでいることを知らないということと似ているかもしれません。

魚はもともと海で生まれ成長し、ずっと海の世界に生きているので、そもそも「ここは海だ」という認識を持って泳いでいるわけではなく、当たり前すぎる環境として海の中を泳いでいるのです。

それが当たり前すぎて、疑問が起こることすらないのです。

このように、人も、当たり前すぎる、もしくは、無意識で当たり前と思ってしまっている前提自体は見えないことが多いのです。

そしてその大前提に気づかず、自動操縦で人生が進んでいたとしたら。

これを見逃していると、人間関係では、いつも同じポイントで悩み、仕事では、いつもある一定以上の成果が出ず、金銭面では、満足いくお金を得られず経済的自由が実現しない、と悩み続けてしまう可能性があります。

しかも、これは実はもしかしたら、形や環境、シチュエーションは違えど、似たようなパターンが繰り返されているかもしれない。。。

この前提を知覚することが現実にどれだけインパクトをもたらすか、そして、自身の課題がまさに目の前で解決されることをこのワークで体感してみてください。

今回のワークには、普段北岡が経営者やアスリート、各界のリーダー相手に個人セッションでお伝えしている内容も盛り込まれています。

おそらく、このチャリティ価格でこの内容は破格です。

ご質問にも時間の許す限り、お答えしていきたいと思っています。

今もっている課題を解決したい方、今の課題、葛藤を超えて超一流になりたいという方のご参加をお待ちしております。

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       12/7(月)北岡泰典 イブニングワーク in 東京
    「一流から超一流へ」イブニング チャリティ ワーク最終回

        現実の『箱』から出て自由自在になる方法

【詳細 URL】:http://www.office-kitaoka.co.jp/new_method/evening/
【参加費】:3,000 円(税込)
     (収益はすべてチャリティ団体に寄付されます)
【定員】:30名程度(お早めのお申し込みをお勧めします)
【開催日時】:2015 年 12月 7 日 (月) 19:00 – 21:30
【開催場所】:新宿文化センター
【開催住所】:〒160-0022 東京都新宿区新宿6-14-1
【主催者】(株) オフィス北岡

お申し込みはこちらから
http://www.office-kitaoka.co.jp/new_method/evening/

当イブニングワークの収益は、すべて慈善団体関連の団体に寄付されます。

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2.「現実という名のロール プレイング ゲーム」ワーク Q&A V

先号のメルマガに引き続き、「『現実という名のロール プレイング (RPG) ゲーム』ワーク Q&A V」を掲載いたします。

Question 10: 最近の個人セッションで、興味深い発見があったとお聞きしましたが。

Answer 10: そうですね。私自身、1980 年代後半に英国で NLP を学び始めたときから、ほぼすべて「認定資格コース」で学習習得してきているので、個人的には、個人セッションは「コスパ (費用対効果)」はかなり悪いと信じてきていました。ただ、私のクライアントの方との最近の私の個人セッションの内容を考えると、特に日本人の場合は、それがまったく当てはまらないのではと思い始めています。

そのクライアントの方は、「インナーチャイルドの問題」をもっていて、特に幼児期のトラウマを解消したいと思っていて、「いろいろ『執着』を取り払いたい」ということでしたので、通常は、頭の中の独り言を止めるための、私が開発した「内的対話を止める演習」を応用して、施術しました。

この演習で、幼児期のトラウマに関連した執着はかなり解消されたようですが、セッション中にこの方ともった会話内容は、文字通り、私にとっては、耳を疑うものでした。

この方は、国内のビジネス系 NLP の団体の上級コースを受講している、ということでしたが、NLP 演習を幼児期のトラウマ解消に適用したことは今までに一度もない、ということでした。

その理由を聞くと、「コース中には、グループ演習の時間があまりなく、中途半端で、また、皆、自分の問題を人の前でしゃべる必要があるので (北岡の意見では、これは、『本物の NLP』とはかけ離れています)、どうしても、そのような個人的な問題を NLP 演習で扱うことはできないからです」ということでした。「では、家で、自分で演習をするときに、個人的な問題を扱ったらいいのではないですか?」と聞いたら、「家で演習を一人でするという発想がトレーナーにも自分にもないので、特にトラウマの問題の関しての NLP 演習の個人的な自己適用は、思いもよりませんでした」というものでした。

私は、個人的には、このような状況は、「精神的自殺行為」にほぼ近いと思います。

NLP はもともと、セラピー、催眠療法の一派として 1975 年に生まれている事実 (そうです、これは、誰でも少し調べれば判明する歴史的事実です) から言って、NLP で自己の抜本的自己変容、深層心理の問題の完全解決を図らずして、小手先のビジネス的技法を学ぶためになぜ何十万円も払うのか、私には意味がわかりません。

この方には、個人セッション後のメールで、以下のように述べさせていただきました。

「西洋のレベルと比べると、国内には『まともなレベルの NLP トレーナー』がほとんどいない、というのが、私の正直な意見です (私は、自分自身を、「西洋でまともに通用する最低限レベル」のラインのトレーナーと自己規定しているだけですが)。

結局は、国内では、NLP のもとになったセラピーも、催眠も、感情吐露を含む『深層心理ワーク』も経験していない人がお客さんとして大多数を占めているので (国内では、NLP トレーナー側でも、これらのワークに精通している人はほとんどいない、というのが北岡の私見です)、『心の科学』に関して『目が肥えていない』ので、『深層心理を扱えない』低質なトレーナーがビジネスとして成り立ちえている、という図式かと思います。

極めて残念で、由々しき状況かとは思ってきています。」

ということで、国内では (というか、国内のビジネス系 NLP でも、NLP 演習自体はそれなりに学べるかとは思うので、NLP を自己適用できるということがわかっていないほぼ大多数の日本人の NLP 学習者の場合は)、極論すれば、実質的に資格認定書以外何も得られないコースで NLP を学ぶよりも、個人セッションでマンツーマンの個人指導の訓練を受けた方がよっぽど「コスパ」はいいはずであると思い直し始めています。

ただし、国内の多くの NLP 学習者の目的は、自己変容、自己実現ではなく、茶道や茶道のような「師範からの資格認定書」の取得である傾向があるのでしょうし、また、もともと「心の科学に関して目が肥えていない」日本人が、あるトレーナーがまともな NLP の個人セッションを施術しているかどうかを判断するのは、一対一なので、ほとんど不可能なのでしょう。

日本人にとっては、他の人々と「共同幻想」を共有できるコースの場の方が、ある意味「全員が間違うはずがない」という安心感がもてるのだと思います。

国内の NLP はひどいとは私なりにわかっていましたが、個人セッションを通じて、改めてそのひどさを肌で感じた次第です。

以上の Q&A の内容に興味をもたれた方は、12月 7 日 (月) 開講の「北岡 『現実の「箱」から出て自由自在になる方法』イブニング ワーク in 東京」に参加してみてください。

http://www.office-kitaoka.co.jp/new_method/evening/

作成 2022/12/29