以下の文章は、北岡泰典のメルマガ「新編 新・これが本物の NLP だ!」第 51 号 (2015.11.4 刊) からの抜粋引用です。
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今回は、以下のトピックがカバーされています。
1.「コペルニクス的転換」質疑応答 (驚異中の驚異の発見あり)
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1.「コペルニクス的転換」質疑応答 (驚異中の驚異の発見あり)
最新情報 1: 「現実という名のロール プレーイング ゲーム」半日ワークの開講が決定しました。詳細は、以下のメルマガにあります。
http://www.kitaoka.co/magazine/new/new_054.htm
なお、同じ情報が Facebook にもあります。
https://www.facebook.com/events/430528737153330/
最新情報 2: 北岡の「『コペルニクス的転換』の大発見のまとめ」が以下にアップロードされています。まず、このまとめをお読みください。
http://www.kitaoka.co/magazine/new/new_053.htm
最新情報 3:もっとも最近私の個人セッションを受けた方から、以下の「衝撃的な感想」が来ています。
「今日は、爆発しましたね。
今までのセッションの中で、最も衝撃的でした。
また、今まで理想の現実化について腑に落ちていなかったところがストンと落ちた感じです。
そう、無限のポテンシャルを感じました。
今後これらのワークをやり続けて、現実と思われていたマーヤがどう変化するか楽しみです。
ただ、思ったのですが、これを極めれば、他のワークは必要ないのではないですか?
今後のセッションどうしましょう(笑)」
先号のメルマガで、私の「自己啓発/NLP 業界における『コペルニクス的転換』の大発見」について報告させていただきましたが、「長文で、意図がわかりづらい」といった感想もいただきましたので、今号では、「コペルニクス的転換」の発見に基づいた新しいワークを施術させていただいたクライアントの方との質疑応答を抜粋引用させていただきたいと思いました。
以下、「>>」引用句がある部分がクライアントの方のコメントです。
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>>メルマガ拝読させて頂きました。
>>このメルマガの内容を分かりやすく伝えるためには、私が思
>>うのは百聞は一見にしかりという通りで自分で実際にセッショ
>>ンを体験するしかないとしか言えません。
>>しかし、実際に今回のセッションでは先生の情熱といいますか
>>迫力といいますかが伝わってきて、実際にまだ数日しかたって
>>いませんが、確実に現実世界が変わり始めています。
>>なので私の意見としては5月のワークの時のようなワークショ
>>ップをして人を集めて情熱と迫力で伝えるしかないように思われ
>>ます。
>>何故なら文章から先生の熱とかを伝えるのはやはり限界がある
>>と思うからです。
>>ただ今回教わった内容が一人でも多くの人に理解されれば先生
>>がおっしゃる様に日本はすごいことになるんではないでしょうか。
>>御健闘をお祈り致します。
>>ありがとうございます。
お世話になっています。
「実際にまだ数日しかたっていませんが確実に現実世界が変わり始めています」は、すごいと思います。
私自身は、「選択点」を明示化しない従来の私の教え方でも、私のワークの受講者の中に、このことが達成できると思ってきていましたが、もし「選択点」を意識化した後の自己変容が恒常的であるというのであれば、文字通りの「コペルニクス的転換の大発見」であるということが裏付けられますよね。
思うに、貴メールでおっしゃっていることは以前からわかっていて、メルマガ、DVD では私のワークの真髄は伝わらないという立場で来ていました。
その中で、来週月曜日のイブニングワークに来ていただいたり、貴方とこのメール交信を質疑応答としてメルマガで紹介したりすることで、少しでも「感じが伝われば」と思っているところです。
該当のメルマガにあるように、
「私が開発した『NLP の現実への落とし込みのノウハウ』ワークを通じて、日本人の方々が、自分が現実だと思っているものが実は仮想現実にすぎないということについて、体験的に腑に落ち始めたら、私には、おそらく、日本人は、現在西洋人が可能になっているレベル以上の『NLP の現実への落とし込み』に関する『コンピュータ ゲームの達人』になれると思えます。」
という大発見をしてしまったので (興奮を覚え)、これで日本人の方々を「覚醒」させたい、という思いが改めて蘇ってきた次第です。
これは、「壮大な計画」なので、私の余生の間に達成されるべき私のライフ ワークということになるのでしょう。
こんな「灯台下暗し」、「盲点」のことを日本人に悟らせて、日本人をマッカーサー等の日本人洗脳から洗脳解除することができるのは、国内外で、おそらく私くらいしかいない、とも思えています (笑)。
>>今回のセッションでは大変実りも多くNLPについて色々考え
>>ているんですが、先生はメタ力が重要だとおっしゃっていまし
>>たが、それは本当にその通りで体感的にわかり始めています
>>が私は5月のワークショップがNLP初体験でそこから個人セッ
>>ションに続いてきて初めから演習(応用)ばかりで基本が出来
>>ていないのでそれがNLPを現実に自己適応出来なかった一因
>>ではと思い始めています。
>>そこで、先生がNLPを自己適応するにあたり真っ先に最低限身
>>につけるべき基本は何だと思いますか?
>>またNLPには数多くの演習がありますが、なぜこんなに沢山
>>あるのでしょうか?
>>お答え頂けると幸いです。
お世話になっています。
メールに感謝いたします。
「今回のセッションでは大変実りも多くNLPについて色々考えているんですが、先生はメタ力が重要だとおっしゃっていましたが、それは本当にその通りで体感的にわかり始めていますが私は5月のワークショップがNLP初体験でそこから個人セッションに続いてきて初めから演習(応用)ばかりで基本が出来ていないのでそれがNLPを現実に自己適応出来なかった一因ではと思い始めています。」
についてですが、この場合の「基本」とはどういうことでしょうね。
NLP には、基本演習と応用演習があると思っていて、私にとって、基本演習には「SRCF/C (状態管理/ラポール/観察/柔軟性/首尾一貫性)』等があると思っています。
質問の意図をちゃんと捉えていますかね?
「そこで、先生がNLPを自己適応するにあたり真っ先に最低限身につけるべき基本は何だと思いますか?」
については、もしかしたら、「選択点 (メタ力)」を両脳でちゃんと認識すること、ということになるのでしょうかね。
「またNLPには数多くの演習がありますが、なぜこんなに沢山あるのでしょうか?」
これは、やはりコースとして成り立たせるために題目が多くなっていることは否めないかと思いました。
いずれにしても、私は 108 個テクニックがあると言っていますが、自分もしくは特定の問題にもっとも合ったテクニックを選び続けていけばいいとは思っています。
「この場合の『基本』とはどういうことでしょうね。」
がわかれば、もっとちゃんと返答できるかと思いました。
以上よろしくお願いします。
北岡
>>メールありがとうございます。
>>私が考える基本とは現実を変える為に最低限必要な事です。
>>具体的に言うとS.R.C.F/Cもそうですが私は最近無意識的に
>>プログラムが発火してしまうポイントを見極めようとカリブ
>>レーションに(自分自身の)大変気をつけていますが、今まで
>>無意識的に選択としていた自分に意識して気づきその時の自分
>>をカリブレーションするだけでいとも簡単に行動を変えられる
>>事がわかり、NLPには数多くの演習がありますが、現実を変え
>>るのにあまり必要ないんではと考え本当に最低限押さえるべ
>>NLPのポイントの意味で基本としました。
>>また頂いたメールに選択点を両脳で認識するとありますが、ど
>>ういう事でしょうか?
>>別の説明のしかたをして頂けますか?
>>お手数ですがご回答頂けますと幸いです。
お世話になっています。
メールに感謝します。
「私が考える基本とは現実を変える為に最低限必要な事です。
具体的に言うとS.R.C.F/Cもそうですが私は最近無意識的にプログラムが発火してしまうポイントを見極めようとカリブレーションに(自分自身の)大変気をつけていますが、今まで無意識的に選択としていた自分に意識して気づきその時の自分をカリブレーションするだけでいとも簡単に行動を変えられる事がわかり」
の部分については、再び繰り返しますが、「S: 状態管理 (アンカーリング)」、「R: ラポール」、「C: カリブレーション (観察)」、「F: 柔軟性」、「C: 首尾一貫性」および「選択点の認識」 (あるいは「メタ力」) が基本となると思います。
特に、「私は最近無意識的にプログラムが発火してしまうポイントを見極めようとカリブレーションに(自分自身の)大変気をつけていますが、今まで無意識的に選択としていた自分に意識して気づきその時の自分をカリブレーションするだけでいとも簡単に行動を変えられる事がわかり」の部分は、その通りかと思います。私は、講義中、「カリブレーション (観察) さえしていれば、無意識ちゃんがもっとも適切な行動をとり続けてくれます」と、しばしば指摘してきています。
「NLPには数多くの演習がありますが、現実を変えるのにあまり必要ないんではと考え本当に最低限押さえるべきNLPのポイントの意味で基本としました。」
については、非常に興味深い指摘です。
もしかしたら、日本人にとっては、「選択点の認識」 (あるいは「メタ力」) と「SRCF/C」さえ完全習得できたら、たしかに、私が「個人編集テクニック」と呼んでいる「応用演習」はそれほど数多く必要ないのかもしれません。
NLP の「応用演習」に関しては、私の理解では、NLP はゲシュタルト療法の流れを引いているので、ゲシュタルトの「空の椅子 (エンプティ チェア)」その他の「ロールプレー」系の演習が多く開発されていますが、これは、「選択点」が認識できている西洋人がより「はまる」演習で、そうでない日本人には、「サマタ (トランス) 系」のロールプレー演習よりも、「自分の内外で起こっていることを観察」する「ヴィパサナ (観察) 系」の演習の方が、NLP 以前のセラピーを体験していないという意味から言っても、まず先に抑えるべき課題なのかもしれません。
思うに、グリンダー氏は、日本に来られた初年は、私もオブザーバーとして参加した講義で、かなり高度な応用演習のワークを紹介していましたが、次の年からは、極めて基本的なことしか教えてきていない、と聞いています。
おそらく、貴方が指摘されていることが日本人には重要だと気づかれたのだと思います。
この指摘は、私にとって、「コペルニクス的転換内のコペルニクス的転換」的気づきですね!
感謝します。
「また頂いたメールに選択点を両脳で認識するとありますがどういう事でしょうか?
別の説明のしかたをして頂けますか?」
これは、「右脳的に選択点に気付いたら、左脳的にもっとも適切だと思われる基本的もしくは応用演習を起こない、その後、新たな自分として同じ選択点でまだ不充分な行動しか取れていなければ、左脳的にもっとも適切だと思われる基本的もしくは応用演習を行う」というサイクルを繰り返す、という意味でした。
ちなみに、日本人にとって、なぜ「選択点」が認識できないか、ということの答えが、今、この文章を書いていて、突然、上から降りてきました!
実は、「選択点」に気づくためは、「人間は同じパターン (プログラミング) を永遠に繰り返しているのだ」ということを腑に落とすことが、絶対的条件になっています (でないと、「入力 → プログラミング → 出力」の出力をまた元の入力に入れ直すというサイクルがそもそも成り立たないからです)。
さらに、「人間は同じパターン (プログラミング) を永遠に繰り返しているのだ」ということがわかるからこそ、「現実は、すべて、投影の仮想現実である」ということが腑に落ちるようになるのであり、各選択点において、このことが腑に落ちていなければ、「入力 → プログラミング → 出力」の意味合いから、「ああ、同じ (もしくは、同じような) 選択点で、自分は過去はこういう行動しか取れなかったのに、NLP 演習のおかげで、これだけ自分は変わった」という「差分」を取る (このことは、致命的に極めて重要なことです) こと自体がそもそも不可能だからです。
すなわち、選択点は、無数にあるのはなく、おそらく数個で、その下に類似の「亜選択点」がネットワークのように何層にも構成されているだけです!
また、以上のことの論理的帰結は、「選択点」に気づき、人間は、同じ行動選択肢を取り続けているのだと認識できる度合いと、人間はほとんどロボットのように機械的に動いているのだということが認識できる度合いは正比例していることになります!
このことが、人間は、「入力 → プログラミング → 出力」のサイクルを繰り返している、という意味合いであり、ここで、プログラミングを変えさえすれば、同じつまらない人生のサイクルを永遠に繰り返し続けるかわりに、さらにさらにエキサイティングで、スリリングで、マーヴァレスな人生を自分で作り続けることができるようになることは、当然ということになります。
このことが、私に 1988 年に起こり、私が教えた人々の多くに起こってこなかったことの、肝となる原因があったということがわかります。
私には、このことが 1988 年から無意識的にわかっていて、NLP を教えてきていましたが、このメカニズムは、最近私が明示化した「幼児退行と NLP 演習の組み合わせ」モデルが腑に落ちていないかぎり、人は「選択点」のコンセプトをもつことができないことが、今、私に明示的に理解できました!
以上のことも、驚異中の驚異の発見かと思います。
極めて触発的なご質問に、深く、深く感謝いたします。
北岡
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以上の私の「コペルニクス的転換」の発見に興味のある方からはぜひ感想をいただきたいと思います。「コペルニクス的転換」の発見の詳細は、以下のメルマガにあります。
http://www.kitaoka.co/magazine/new/new_050.htm
また、この「NLP の現実へ落とし込みに関するノウハウ」に興味のある方には、特別にこのワークに特化した個人セッション パッケージを個別にオファーさせていただきたいと思っています。ご興味あれば、以下にご連絡ください。
(ちなみに、私は、月に一度程度関西方面に出張することになっていて、最近は、大阪や京都や名古屋等で個人セッションを開講しています。遠方であることを理由に私のワークを受講できてきていない方々も、どうか関西/中部地区での私のワーク受講の可能性があることを念頭に入れていただけたら幸いです。)
作成 2022/12/21