以下の文章は、北岡泰典のメルマガ「新編 新・これが本物の NLP だ!」第 47 号 (2015.8.3 刊) からの抜粋引用です。
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今回は、以下のトピックがカバーされています。
1.続・欧州紀行
2.2015 年 GW 「NLP シークレットセミナー”The Truth”」動画ビデオ「無料配信」開始!
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1.続・欧州紀行
先号のメルマガでは、今回の私の欧州紀行文を掲載させていただきましたが、何点か追記事項と新規報告があります。
まず、今回、英国に来る前に 3 日間いたオランダのアムステルダムでは、気候的に少し温かったこともあるかもしれませんが、ジャケット (背広) を着た人を、文字通り、ただの一人たりとも見かけることはありませんでした (!)。現地の人々も観光客も、全員、T シャツ/ジーンズ風のカジュアルな服装でした。
私自身は、カジュアル ジャケットを着ていたのですが、もしかしたら自分自身が現地の人々からは、他の惑星から来ているように見られているのではないかという恐れさえもったくらいです。
私は、真剣に、いわゆる日本で言うサラリーマンに相当する人々は、いったいどこにいるのかと自問しました (たぶん、オランダには、そういう社会的階層の人々は、そもそも存在していないのかもしれません!)。
さすがに、ロンドンに着いたら、ジャケット (背広) を着た人々を目にするようになりましたが、それでも、日本のような「よれよれの背広」を着ているサラリーマンはほとんど見かけることはありません。
後、先号では、ヨーロッパの気候について言及するのを忘れていましたが、スコットランドは、ほぼ雨模様で、7 月末だというのに、気温は 13 度から 15 度程度しかありませんでした (日本で言うと、たしか 4 月もしくは 11 月頃の気温ですよね)。
スコットランド出張からロンドンに戻った後、私は、今後私のビジネス パートナーになりえる方と会い、この方の接待で、ソーホー地区にあるジャズ ホールに音楽を聴きに行きました。
そこで、私は、中国で英語を教えていたというオーストラリア人の 30 代の男性と出会ったのですが、この方には、「我々欧米人は、大人になると、たとえば、日本人のように、電車等で漫画を読むことはしない。私自身は、西洋人が日本人のようになっても特におかしくないと思うが、文化的に単にそうなっていない。この点についてどう思うか?」と聞かれたので、私は、次のように答えさせていただきました。
「私自身は、戦後の GHQ 占領体制以来、70 年にわたるアメリカによる『日本人総白痴化作戦』が成功してきているように思えますし、現在、日本人が英語ができないのも、当用漢字以前の自国の旧漢字が読めなくなっているのも、地方行政体がこぞって町興しのための着ぐるみのイメージ マスコットをプロモートしているのも、大の大人が『低俗な漫画雑誌』を公然の場で読むのも、すべて、大衆操作の『陰謀説』プロジェクトの一環のように思えます。」
この方は、さらに「中国でも、日本でも、道路等で、人の顔のイラストを使った警告標識その他をよく見かけるが、欧米では、そういうものは存在していない。すべて左脳的な文字の標識だ。これは、体制側が (操作のために) 大衆を『子供のまま』にさせておくための戦略の一例か?」と質問されたのですが、私は、「私個人は、その通りだと思っていますが、この問題は、日本では『タブー視』されていると思うので、あまり日本人とはこの話題については話さない方がいいですよ」と忠告させていただきました。
私自身は、常々、大人が漫画を読むのは (西洋的な基準から言って) 「何かがおかしい」と首尾一貫して思ってきていますが、ある人からは、「明治時代の文豪、名小説家のレベルの人々が、現在は、漫画界に流れ込んでいて、彼らの知性の高さはかなりものだ」という指摘も受けました。私は、たしかにその可能性は否定できないと思いましたが、しかし、そもそも論として、なぜそういう知的レベルの高いクリエーターがよりによって漫画界に関わらなければならないのか (別に、明治時代のようにそういう文豪が文学界にいてはいけない理由はいっさいないはずだと思います)、の点が、「異文化コミュニケーション」の観点から充分検証される必要があると思っています。
私のような「世界基準」をもっていると思っている人間が、このようなエリアについて、国内で独自意見を述べても、所詮は「1対1億3000万」の「戦い」でしかないので、抹殺されてしまう可能性が高いことが、残念でなりません。
さらに、今回は体調を崩しているということで会えなかったのですが、25 年来の私の友人である、ウィンストン チャーチルの親族で貴族の方と「電話会議」をもちました。
この方に、先号のメルマガで言及した、「明確な政治的な立場をもっていて、愛国心を表明するスコットランドのバスの運転手」の方のことを伝えたら、(英国の体制側からの意見として) 「現在、スコットランドでは、イギリスに対する民族主義者側からの『対抗洗脳運動』が起こっている。おそらく、スコットランド政府側が民間にプロパガンダ吹聴者を送り込んでいるのではないか」と指摘されたのですが、そういう政府機関の「諜報員」がスコットランドの観光産業界に潜り込んで、大挙して訪れる外国の観光客を極めて効果的に洗脳しているのであれば、私が出会ったバスの運転手の言動はよく理解できると思いました (実は、このバスの運転手に、ネス湖の南端部に着いたとき「アレスター クロウリーの家がどこにあるか知っていますか」と聞いたのですが、この方は、私には実は知っていると思えたにもかかわらず「知りませんね」と私を完全無視したことも、この観点から見れば、合点がいきます)。
また、この英国の貴族の方に、上述の漫画愛読者についてのオーストラリア人と私との意見交換について伝えたら、「Guhen さん、あなたは、第二次世界大戦中の『ノルマンディー上陸作戦』について聞いたことがあるでしょう。この作戦については、連合国の当時のアイゼンハワー陸軍大将は、部下から受けた数多くの報告を長時間吟味して、最終的に、何万人規模で戦死者が出るかもしれない作戦決行を決断した。その大決断の直後、ある部下がアイゼンハワーの執務室に入ったら、彼はコミック漫画を読んでいた」と、「米国人全般の知性の低さ」を揶揄していました (ちなみに、英国貴族側からしてみれば、一般的に、アメリカ人は、浅薄な文化しかもっていないということで、軽蔑の対象ですが、それ以上に、日本は、通常、文化的にはともかく、政治的には、残念ながら、アメリカの単なる (金魚の糞のような) 「属国、追従者」としてしか見られていないです)。
このことについては、アイゼンハワーは、単に、非常にストレスのある決断の後、リラックスしていただけだという意見もあると思いますし、私自身、この意見に同意できないわけではないですが、それでも、アイゼンハワーが読んでいた漫画はあくまでも「スーパーマン」、「スパイダーマン」レベルのコミックで、私の言う「日本の低俗な漫画」ではなかったのではと思っています。
さらに、異文化コミュニケーションの観点からの指摘を続けると、英国滞在中にケンブリッジに、昔お世話になった英国人の方に会いに行きましたが、夕食として「参加型寿司巻きプチパーティ」をアレンジしてくれました。
現在、英国では、かなりの日本食ブームのようですが、巷に溢れている「ファーストフード」の日本食チェーン店レストランの質と味は、おしなべて、比較的かなり低級なもののようです。この英国人の自宅での寿司の巻き方も、かなり、味が「奇妙」で (海苔は韓国製で、東南アジア米もあまり美味しくありませんでした)、本場の寿司とは遠くかけ離れた「似非日本食」を作っているにもかかわらず、「ええー、せっかく今日は日本人のあなたから普段とは違う新しい『凝った寿司の巻き方』を直接伝授してもらおうと思ったのに、あなたが日本の自宅で一度も寿司を巻いたこともなく、逆に私があなたに教えることになったのはとても意外です」とまで言われてしまう始末でした。
このこと (似非日本食を本場の日本食だと思い込み、外来の習慣を日本固有の習慣と勘違いしていること) は、日本人にとったら「笑止千万」のことですが、私は、あえてここで、「国内の NLP についても、実は、欧米のルーツの NLP とは、似ても似つかない、まったく別の『似非のもの』に変化してしまっているのに、それを指摘されても、『そんなことはありえない』と思い込んでいる日本人の場合とケースがまったく同じである」ということを指摘させておかせていただきたいと思いました。
編集後記: 実は、この文章は、以前私が 1988 年から 1995 年まで住んでいて、7 年間 NLP 演習を継続的に実験した家 (今回の英国滞在中、この大家さんの家に滞在しています) の庭のテーブルで書いていたのですが、書き終わったときに、「異文化コミュニケーション」的に極めて興味深いことが起こったので、報告したいと思いました。
文章を書き終わったとたん、突然、このビクトリア朝建築の家の上階に住んでいる、大家さんの知り合いの女性が庭に入ってきて、「こんにちは。あなたが Guhen さんですね。大家さんから前から噂は聞いています」ということで、「仕事として何をされているのですか?」と聞いてきたので、国内でこのように社交的に突然会う人に NLP を説明しても、理解できる人はほとんどいないので、「また説明が難儀かもしれない」と思いながらも、「創始者に直伝を受けた NLP トレーナーです」と答えたら、この女性は文化人類学を研究してきている (!) 方で、「私は、NLP に興味があります」ということでした。さらに、私は、NLP によって悟りのプロセスを加速化することを 30 年近く研究してきて、「精神世界と NLP の統合融合」を図ってきています、と伝えたら、「私は、その領域にも非常に興味があります。常々、私は日本の創価学会の人々とも交流があります」ということでした。
このように突然、初対面の人と意気投合したので、(実は、今構想し始めている) 「英語による西洋の国々での北岡ワーク」のことにも言及したら、あなたのそのようなワークにも興味があります、ということで、名刺交換をしました。
私は、このような非常にカジュアルな場で会う人が、「たまたま」、「NLP の父」の文化人類学者のグレゴリー ベイツンの研究者であり、本日、エックハルト トールの本 (『The Power of Now』) を購入したばかりで、かつ、私の将来のワークの参加者の候補者である、といったことは、日本ではまず考えられない、と思いました。
また、「変性意識の研究」の観点から、この女性は、「現在、英国では、売買目的でない一定量の大麻を、『子供が同席していないプライベートの場』で摂取することは、まったく問題視されなくなっている (= 解禁されている)」と私に教えてくれました。
後で、大家さんに聞いたら、この女性は (独立したがってはいるものの)、現在「法務省の職員」として働いている (!!!)、ということでした。
とにかく、このようなことは、まず日本では考えられないと思いました。
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2.2015 年 GW 「NLP シークレットセミナー”The Truth”」動画ビデオ「無料配信」開始!
これまでにも何度か予告告知させていただいてきていましたが、今回、2015 年ゴールデンウイーク開催の北岡「NLP シークレットセミナー”The Truth”」 (2 日間) 収録ビデオが Youtube 動画として「無料配信」されることになりました。
「日本一の北岡式NLP無料メール講座全10回」の紹介告知ページが以下にアップロードされました。
このページから本メール講座を購読申し込みされた方には、「特別恩典」として、2 日間の「無料NLPシークレットセミナー”The Truth”」の収録ビデオの「完全 Youtube 動画版」(初日前半と後半、二日目前半と後半の全 4 巻。収録時間は 1 巻 1 時間半から 2 時間半程度) を閲覧するための URL が伝えられることになっています。
本 4 巻収録ビデオ「Youtube 動画版」は、「初公開」されるもので、また特別に「無料閲覧」の権利を皆さまに提供させていただくものですので、北岡 NLP の「復習学習」、「徹底学習」のためにも、全 10 メール講座を購読されるようお勧めいたします。
作成 2022/12/17