以下の文章は、北岡泰典のメルマガ「新編 新・これが本物の NLP だ!」第 46 号 (2015.7.30 刊) からの抜粋引用です。
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1.欧州紀行
2.2015 年 GW 「NLP シークレットセミナー”The Truth”」動画ビデオ近日配信!
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1.欧州紀行
私は、英国の労働許可証 (グリーンカード) 更新のために定期的に英国に入国する必要があり、またビジネスとして英国人のクライアントの方々と会う必要があるので、現在、ヨーロッパに出張滞在しています。
今回も、過去同様、ストップオーバーとしてオランダ アムステルダムに 3 日間滞在しました。私がこの国に特に興味のある理由は、私には、中世から近世にかけての「大航海時代」にパイオニア的役割を果たしたオランダ人が、現代において、再び、今回は、大航海時代の物理的な意味ではなく、精神的な意味で、「内的世界の宇宙飛行士」あるいは「変性意識の研究家」として、非常に「革新的な実験」を行ってきていると思うからです。
ということで、「コーヒーショップ」 (オランダでこの語が何を意味するかは、別途グーグればわかるはずです) の探索もしましたが、数年前までは、観光客にも開かれていたのですが、一時期外国人には規制がかかったという情報はありましたが、やはりそうしてしまうと国内根幹産業の観光業そのものが成り立たなくなってしまうので、現在は、再度、実質的に、「解禁」されています。
アムステルダム近郊のユトレヒト (日本人にはミッフィー美術館で有名のようです) にも赴きましたが、街のメインストリートにもコーヒーショップがありました。
ユトレヒトからの帰途、たまたま iPhone で車上から運河の風景をビデオ撮影したのですが、けっこう「印象派」あるいは「超現実主義派」 (特に、ルネ マルグリットの (木々と馬の騙し絵の) 『白紙委任状』の絵画) 的にできあがっているので、興味のある方々に閲覧していただきたいと思い、Youtube にアップロードしてみました (85 秒の動画です)。
私は、これは映像美的に興味深い作品になっていると思うので、(カットの編集等は必要ですが) 例の「Apple iPhone 6 ビデオ CM」に投稿しようかとも思っているところです (笑)。
現在、英国滞在中ですが、昨日まで、三日間、ビジネス出張でスコットランドのエジンバラに行ってきました。
非常に格式ある古都という感じですが、ビジネスの合間に、「観光」として、一日コースの「ネス湖・ハイランド バス ツアー」に参加してみました (特に、ネッシーを見たいということではないですが (笑)。実は、ネス湖の北東部の湖畔に、あの (!) アラスター クロウリーが所有していた家があります! クロウリーの死後、この家は、一時期、レッド ツェッペリンのギタリストでクロウリー主義者のジミー ペイジが購入していた家です)。
今回のツアーでは、ネス湖の南端までしか行きませんでしたので、クロウリーの家を訪れることはできませんでしたが、ハイランド (高地) の景色は絶品でした (写真ではこの絶景さはどうしても伝わりませんが、何枚か以下に掲載したいと思いました)。
また、スコットランドで、文化的に仰天したことがあります。このバス ツアーのスコットランド人の運転手の方は、私にはごく普通の方に見えたのですが、エジンバラを出発した直後から、「2000 年前のローマ帝国領の時代から現代までのスコットランドの歴史」を何時間にもわたって、事細かに詳細にレクチャーし始めました。
話の内容は、スコットランドが実質的に 2000 年にわたって継続的に、いかに外国と戦ってきたか、以下に占領されたか、いかに悪政を敷いた国王が斬首刑にされたか、どのような大量殺人と大殺戮の戦場があったか、いかにスコットランドはイングランドに「征服」されたか、2014 年の独立のための国民投票では負けたが、その際スコットランド人はいかに洗脳されていたか、といった「血塗ろの歴史」のトピックのオンパレードでした。
この運転手の方は、お父さんがスコットランド人で、お母さんがアイルランド人ということで、両方ともケルト文化圏の国なので、自身が 1978 年に結婚した頃は、まだ自分自身のルーツに興味はなかったが、最近は「ケルト文化」が「マイブーム」である、ということでした。
私には、「普通のバスの運転手の方」が、これだけ明確な政治的な立場をもっていて、愛国心を表明する、ということは (私は、ある人が、愛国主義者であっても、自国完全否定主義者であっても、どちらでもいいですが、「自分自身のはっきりした政治的、文化的立場とその根拠を論理的に完全表明できる」ことに大きな意味合いを見つけています)、「ノンポリ」 (これは死語でしたっけ?) あるいは「無思考」の傾向性が強い日本人には、ほぼありえない、と思えました。
この意見に対して、ある日本人の方からは、「貴方の考え方は、偏っていますね。日本でも、たとえば、バスガイドの方々は、それくらいの情報をもっていますよ」という指摘を受けましたが、私は以下のように答えさせていただきました。
「国内の旅行業の方々の中には、たしかに、昨今蔓延っている、Wikipedia 的な『単体の情報の寄せ集め』の超専門家はいるでしょうが、このスコットランド人の方のように、首尾一貫した政治的、文化的な立場を明確にもった上で、これだけ世界における自国の歴史的意義に熟達しているケースは、国内ではありえないと思います。」
また、バスの運転手の方は、炭鉱跡を通り過ぎる際、「スコットランド人は、500 万人しか人口がないのに、英国と比べても、頭脳明晰な人々が世に出てくる割合が高いです。たとえば、今外に見えている炭鉱は、世界初の石油の近代的、商業的な利用として 1850 年パラフィンの生産を行ったスコットランド人のジェームズ ヤングが開拓したものです」と案内してくれました。
たしかに、歴史的に、蒸気機関 (ジェームズ ワット発明)、自転車、電話 (アレクサンダー グレハム ベル発明)、ペニシリン、電磁場、レーダー、インシュリン等の発明または発見がスコットランド人によってなされてきています。
あるイングランド人には、「スコットランド人は、頭脳が明晰な人々が多いが、『自分がそれだけやっても、外国人 (特にイングランド人) に勝てない』というコンプレックスがどうしてもある」という指摘を受けました。
いずれにしても、今回のように、海外の文化を知れば知るほど、客観的に、日本文化のいいところと足りないところの両方が私にはよく見えてくる次第です。
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2.2015 年 GW 「NLP シークレットセミナー”The Truth”」動画ビデオ近日配信!
これまでにも何度か予告告知させていただいてきていますが、2015 年ゴールデンウイーク開催の北岡「NLP シークレットセミナー”The Truth”」 (2 日間) 収録ビデオが Youtube 動画として、近日中に「無料配信」されることになりました。
次号のメルマガで、「日本一の北岡式NLP無料メール講座全10回」の紹介ページを告知させていただく予定です。
そのページから本メール講座を購読申し込みされた方には、「特別恩典」として、2 日間の「無料NLPシークレットセミナー”The Truth”」の収録ビデオの「完全 Youtube 動画版」(初日前半と後半、二日目前半と後半の全 4 巻版) を閲覧するための URL が伝えられることになっています。
本 4 巻収録ビデオ「Youtube 動画版」は、初公開されるもので、また特別に「無料閲覧」の権利をメール購読者の方々に提供させていただくものですので、北岡 NLP の「復習学習」、「徹底学習」のためにも、全 10 メール講座を購読されるようお勧めいたします。
作成 2022/12/16