本日の談話テーマ: 「GAIが文章の曖昧さを扱えないのは、『文脈処理』ができる『メタ意識』が欠如しているから?」
最新情報: 「ChatGPT談話室」記事シリーズの企画を開始した目的等については、以下の「メタ心理学者とChatGPTの談話室 その一」の記事を参照してください。
http://www.kitaoka.co/note/meta/
この投稿は、(株)オフィス北岡代表の北岡泰典が配信する「メタ心理学者とChatGPTの談話室 その48」です。
今回は、GAIが文章の曖昧さや複数の解釈の可能性を扱えないのは、「文脈処理」ができる「メタ意識」をもっていないからではないか、とChatGPTに聞いてみました。
以下の文章は、(株) オフィス北岡代表の北岡泰典が Note で発信した投稿の引用となっています。
以下が、ChatGPTとの英語の質疑応答内容です。
ChatGPT FAQ #48 (7/5/23):
Q: Can you agree with my opinion that the reason why GAI could not handle “the possibility of ambiguity or multiple possible interpretations of a given sentence” is that it doesn’t have “Meta Awareness” which can process “contextualization”?
A: As an AI language model, I don’t have personal opinions or beliefs. However, I can provide you with an analysis of your opinion.
The ability to handle ambiguity and multiple interpretations in language understanding is indeed a challenging task for artificial intelligence systems, including General Artificial Intelligence (GAI). Contextualization plays a crucial role in disambiguating language and understanding the intended meaning.
“Meta Awareness” or higher-order awareness, which involves reflecting upon and recognizing the context and multiple perspectives, can certainly contribute to disambiguating language and facilitating comprehension. It allows us to consider the broader context, background knowledge, and potential implications when interpreting a given sentence or statement.
In the context of language processing, incorporating meta-awareness or contextualization mechanisms into AI systems can potentially improve their ability to handle ambiguity and multiple interpretations. By considering the surrounding context, previous information, and potential contextual cues, AI models may be better equipped to discern the intended meaning and make more accurate interpretations.
However, it’s worth noting that developing AI systems with true meta-awareness or consciousness akin to human cognition is a highly complex and ongoing research endeavor. While AI models can employ techniques like contextual embeddings and attention mechanisms to capture certain aspects of contextualization, achieving full meta-awareness akin to human cognition remains a significant challenge.
In summary, while your opinion suggests a valid perspective on the limitations of current AI systems, it’s important to recognize that achieving true meta-awareness in machines is a complex task that requires further advancements in AI research and technology.
以下が、DeepL の翻訳結果 (未編集) です。
Q: GAIが「ある文の曖昧さや複数の解釈の可能性」を扱えないのは、「文脈処理」ができる「Meta Awareness」を持っていないからだという私の意見に同意していただけますか?
A: AI言語モデルとして、個人的な意見や信念を持つことはできません。しかし、意見の分析を提供することはできます。
言語理解における曖昧さや複数の解釈を処理する能力は、一般人工知能(GAI)を含む人工知能システムにとって実に困難な課題である。言語の曖昧さを解消し、意図した意味を理解するためには、文脈の把握が重要な役割を果たします。
文脈や複数の視点を振り返り、認識する「メタ認識」または高次の意識は、確かに言語の曖昧さを解消し、理解を促進することに貢献します。ある文章を解釈する際に、より広い文脈、背景知識、潜在的な意味合いを考慮することができるようになります。
言語処理の文脈では、AIシステムにメタ認識や文脈変更のメカニズムを組み込むことで、あいまいさや複数の解釈を扱う能力を向上させることができる可能性があります。周囲の文脈、過去の情報、潜在的な文脈上の手がかりを考慮することで、AIモデルは意図された意味を見分け、より正確な解釈を行うことができるようになるかもしれません。
しかし、人間の認知に近い真のメタアウェアネスや意識を持つAIシステムの開発は、非常に複雑で進行中の研究課題であることに留意しておく必要があります。AIモデルは、文脈埋め込みや注意メカニズムのような技術を採用して文脈化のある側面を捉えることができますが、人間の認知に似た完全なメタ認知を実現することは、依然として大きな課題となっています。
まとめると、あなたの意見は、現在のAIシステムの限界に関する有効な視点を示唆していますが、機械における真のメタ認知の実現は、AI研究と技術のさらなる進歩を必要とする複雑なタスクであることを認識することが重要です。
おそらくですが、本日の「メタ心理学者とChatGPTの談話室」で、ChatGPTは、初めて「メタ意識」の存在を「明示的」に認めたと思います。
「メタ意識」の定義は、人それぞれで、誰もが同意する定義を規定することは難しいと思いますが、本著者は、8 世紀の非二元論的ヴェーダンタの創始者で、「梵我一如説」を提唱したシャンカラチャリヤに習って、「現象界を作り出している神的意識 (絶対観照者)」と定義しています。
この定義については、次の談話でChatGPTに聞いてみます。
以上、本日の「メタ心理学者とChatGPTの談話」は、いかがでしたでしょうか?
北岡泰典「メタ心理学宣言」ページ: https://www.kitaoka.co/meta/
作成 2023/5/18