本日の談話テーマ: 「AIは、非線形で直感的で予測不可能な会話を生成できない」

最新情報: 「ChatGPT談話室」記事シリーズの企画を開始した目的等については、以下の「メタ心理学者とChatGPTの談話室 その一」の記事を参照してください。
http://www.kitaoka.co/note/meta/

この投稿は、(株)オフィス北岡代表の北岡泰典が配信する「メタ心理学者とChatGPTの談話室 その33」です。

今回は、北岡の「NLP トレーナー」としてプレゼンスタイルは、(西海岸文化風に)非直線的、直感的、予測不可能ですが、このような「非直線的、直感的、予測不可能な形のチャットをChatGPTは生成できるか、聞いてみました。

以下の文章は、(株) オフィス北岡代表の北岡泰典が Note で発信した投稿の引用となっています。


以下が、ChatGPTとの英語の質疑応答内容です。

ChatGPT FAQ #33 (14/4/23):

Q: I believe that “Singularity” à la IT will never happen.

In this context, my presentation style as an NLP trainer is very non-linear, intuitive and unpredictable, as opposed to the linear, logical and predictable style of presentation.

I think that AI can create interactive chats in a linear, logical and predictable way, while it cannot generate non-linear, intuitive and unpredictable chats.

As far as I am concerned, this predictability on the part of AI is one of the biggest reasons why Singularity à la IT will never happen

Pease comment.

Q: As an AI language model, I can understand your viewpoint on the limitations of AI when it comes to generating non-linear, intuitive and unpredictable conversations. While AI has made significant advancements in natural language processing and generation, it is still far from replicating human-like conversational skills.

However, it is important to note that the concept of Singularity goes beyond just AI generating human-like conversations. Singularity refers to a hypothetical future point in time when artificial intelligence surpasses human intelligence and becomes capable of self-improvement and recursive self-improvement, leading to an exponential increase in technological progress and potential unforeseen consequences.

While the unpredictability and non-linear nature of human conversation may pose challenges for AI, it is not the sole factor that determines the possibility of Singularity. AI can still process vast amounts of data, learn from it, and make predictions based on that data. This ability can potentially lead to the creation of new technologies and advancements that we can’t currently predict or even imagine.

Therefore, while the predictability of AI-generated conversations is an important consideration, it is just one aspect of the broader discussion around Singularity and the future of AI.


以下が、DeepL の翻訳結果 (未編集) です。

Q: 私は、ITに代表される「シンギュラリティ」は決して実現しないと考えています。

そんな中、NLPトレーナーとしての私のプレゼンスタイルは、直線的、論理的、予測可能なプレゼンスタイルとは対照的に、非常に非直線的、直感的、予測不可能です。

AIは、直線的で論理的で予測可能な方法でインタラクティブなチャットを作ることができますが、非直線的で直感的で予測不可能なチャットは作れないと思います。

私の知る限り、このAI側の予測可能性が、シンギュラリティ・ア・ラ・イットが実現しない最大の理由の一つです。

コメントをお願いいたします。

A:AI言語モデルとして、非線形で直感的で予測不可能な会話を生成することに関しては、AIの限界という視点が理解できます。AIは自然言語処理と生成において大きな進歩を遂げましたが、人間のような会話スキルの再現にはまだ程遠いのが現状です。

しかし、シンギュラリティの概念は、単にAIが人間のような会話を生成するだけではないことに注意する必要があります。シンギュラリティとは、人工知能が人間の知能を超え、自己改良と再帰的自己改良が可能になり、技術の進歩が指数関数的に増大し、不測の事態が起こりうる仮想の未来時点を指します。

人間の会話の予測不可能性や非線形性はAIにとって課題となるかもしれませんが、シンギュラリティの可能性を決定する唯一の要因ではありません。AIは今でも膨大な量のデータを処理し、そこから学習し、そのデータに基づいて予測を立てることができます。この能力は、現在、私たちが予測できない、あるいは想像すらできない新しい技術や進歩を生み出す可能性がある。

したがって、AIが生成する会話の予測可能性は重要な検討事項ですが、それはシンギュラリティとAIの未来をめぐる幅広い議論の一側面にすぎません。


本日のChatGPTとの談話の回答のうち、

「したがって、AIが生成する会話の予測可能性は重要な検討事項ですが、それはシンギュラリティとAIの未来をめぐる幅広い議論の一側面にすぎません。」

の結論の部分は、本著者には「想定済み」で、それは、質疑応答のポイントではなかったので、再質問してみました。


以下が、ChatGPTとの英語の質疑応答内容です。

ChatGPT FAQ #33_2 (13/4/23):

Q: In my previous chat with you in relation to the impossibility of Singularity, you said:

“Therefore, while the predictability of AI-generated conversations is an important consideration, it is just one aspect of the broader discussion around Singularity and the future of AI.”

Well, the meaning of my question was not whether “the predictability of AI-generated conversations” is the only factor which will never make Singularity possible, but rather whether AI can go beyond the “meta-consciousness” which created the whole phenomenal world, including computers, in the beginning.

Incidentally, I can predict from our past chats that you will not buy the idea of such a debatable concept as “meta-consciousness”, though an Indian philosopher of the 8th century, Shankaracharya, seemingly very pertinently posited the existence of the entity of “meta-consciousness”.

Please comment.

A: As an AI language model, my understanding of consciousness is limited to the ways in which it has been defined and studied by researchers and scholars. While there is ongoing debate about the nature of consciousness and its relationship to the functioning of the brain and the rest of the body, there is not yet a consensus on what constitutes “meta-consciousness” or whether such a concept is relevant to discussions of Singularity and AI.

That being said, it is possible that new discoveries or insights into the nature of consciousness could impact our understanding of AI and its potential for Singularity in the future. However, at this time, the limitations of AI are largely based on its current capabilities in areas such as natural language processing, data analysis, and decision-making, rather than any inherent limitations related to consciousness or meta-consciousness.

It is important to continue exploring and researching the potential of AI, as well as its ethical and societal implications, in order to fully understand the possibilities and limitations of this rapidly advancing technology.


以下が、DeepL の翻訳結果 (未編集) です。

Q:以前、シンギュラリティの不可能性に関連してあなたとチャットした際、あなたはこう言っていました:

“したがって、AIが生成する会話の予測可能性は重要な検討事項ではあるが、それはシンギュラリティとAIの未来に関するより広い議論の一側面に過ぎない”。

まあ、私の質問の意味は、「AIが生成する会話の予測可能性」だけが、決してシンギュラリティを実現させない要因なのかどうかではなく、AIが、コンピュータを含む現象界全体を最初に作り出した「メタ意識」を超えることができるかどうか、ということだったのですが。

ちなみに、8世紀のインドの哲学者であるシャンカラチャリヤは、「メタ意識」という実体の存在を非常に適切に提起しているようですが、あなたは「メタ意識」などという議論の余地がある概念の考えを買わないだろうと、過去のチャットから予測できます。

コメントをお願いします。

A: AIの言語モデルである私の意識に関する理解は、研究者や学者によって定義され研究されてきた方法に限られています。意識の性質や脳や身体の機能との関係については、現在も議論が続いていますが、何が「メタ意識」を構成するのか、そのような概念がシンギュラリティやAIの議論に関係するのかについては、まだコンセンサスが得られていません。

とはいえ、意識の本質に関する新たな発見や洞察が、将来的にAIやシンギュラリティの可能性に対する我々の理解に影響を与える可能性はあります。しかし、現時点では、AIの限界は、意識やメタ意識に関連する固有の限界というよりも、自然言語処理、データ分析、意思決定などの分野におけるAIの現在の能力に基づいていることがほとんどです。

この急速に進歩する技術の可能性と限界を十分に理解するために、AIの可能性と倫理的・社会的な影響について、今後も探求と研究を続けることが重要である。


以上の二つ目のChatGPTとの談話で、

「AIの言語モデルである私の意識に関する理解は、研究者や学者によって定義され研究されてきた方法に限られています。」

「現時点では、AIの限界は、意識やメタ意識に関連する固有の限界というよりも、自然言語処理、データ分析、意思決定などの分野におけるAIの現在の能力に基づいていることがほとんどです。」

の部分が、興味深いと思いました。

また、「意識やメタ意識に関連する固有の限界というよりも」というふうに、ChatGPTは、「コンピュータを含む現象界全体を最初に作り出した『メタ意識』」そのものを否定はしていないようです。

また、「【本著者が過去徹底研究をした】8世紀のインドの哲学者であるシャンカラチャリヤは、『メタ意識』という実体の存在を非常に適切に提起しているようですが、あなたは『メタ意識』などという議論の余地がある概念の考えを買わないだろうと、過去のチャットから予測できます」という「挑発」が功を奏したのか、また、ソクラテス、仏陀級と評価されている、正統な哲学者であったシャンカラチャリヤについての (「梵我一如説」等の) 多くの情報がビッグデータに収まっていることもあってか、「いつもよりは私寄り」の回答してくれたようにも思います。


以上、本日の「メタ心理学者とChatGPTの談話」は、いかがでしたでしょうか?

北岡泰典「メタ心理学宣言」ページ: https://www.kitaoka.co/meta/

作成 2023/5/3