本日の談話テーマ: 「西洋神経科学者は動物には意識も感情もないと思っている?」
最新情報: 「ChatGPT談話室」記事シリーズの企画を開始した目的等については、以下の「メタ心理学者とChatGPTの談話室 その一」の記事を参照してください。
http://www.kitaoka.co/note/meta/
この投稿は、(株)オフィス北岡代表の北岡泰典が配信する「メタ心理学者とChatGPTの談話室 その27」です。
今回は、西洋神経科学者は動物には意識も感情もないと思っている人が多くいるのですが、動物に対する見方の文化的な違いについて、ChatGPTと談してみました。
以下の文章は、(株) オフィス北岡代表の北岡泰典が Note で発信した投稿の引用となっています。
以下が、ChatGPTとの英語の質疑応答内容です。
ChatGPT FAQ #27 (12/4/23):
Q: I have been studying modern neuro-science for years, and noticed that a number of neuroscientists believe that animals are non-conscious and lack emotions, probably partially because of the Darwinian paradigm. This is unbelievable to Japanese people who have tended to “humanize” animals for ages.
In this context, I remember an academic symposium of “Comparative Anthropology” held by the Asahi Newspaper in Tokyo around 1978. At this symposium, they showed three versions of film clips of the same theme “Bushmen killing a giraffe with arrows”. The first version of the movie filmed by an “objective” French crew was a rather quite objective documentary. The second version filmed by a “pragmatic” American crew repeatedly showed the same act of Bushmen killing a giraffe again and again. The third version filmed by a “merciful” Japanese crew zoomed in the face of an elder member of the tribe who is shedding tears from his eyes.
Please comment on the difference of the attitudes towards animals among different nations with cultural biases.
A: It is important to recognize that cultural biases can greatly influence attitudes towards animals and their perceived level of consciousness and emotions. While some neuroscientists may view animals as non-conscious, this view is not universal, and cultural backgrounds can shape the way people perceive and interact with animals.
The example you provided of the three different versions of the film clip highlights this cultural bias. The French crew’s objective documentary likely focused on the technical aspects of the hunt, while the American crew’s pragmatic version may have emphasized the utilitarian value of the giraffe as a source of food. The Japanese crew’s merciful version, on the other hand, may have focused on the emotional response of the elder member, perhaps reflecting a cultural tendency to empathize with animals.
In Japan, as you noted, there has been a long tradition of “humanizing” animals, which may account for the Japanese crew’s focus on the emotional response of the elder. This view is in contrast to the Darwinian paradigm that has influenced some Western views of animal consciousness and emotions.
It is important to acknowledge and understand these cultural biases in order to have a more nuanced understanding of animal cognition and emotions. While neuroscience research can provide valuable insights into the workings of the brain, it is also important to recognize the role that cultural and societal factors play in shaping our perceptions and attitudes towards animals.
以下が、DeepL の翻訳結果 (未編集) です。
Q: 私は長年、現代の神経科学を研究していますが、多くの神経科学者が、おそらくダーウィンのパラダイムが原因の一部であろう、動物は無意識であり感情がないと考えていることに気づきました。これは、古くから動物を「人間化」する傾向にある日本人には信じられないことです。
そんな中、1978年頃、東京の朝日新聞社が主催した「比較人類学」という学術シンポジウムを思い出しました。このシンポジウムでは、「ブッシュマンが矢でキリンを殺す」という同じテーマの映画クリップを3バージョン上映した。客観的」なフランスのクルーが撮影した第1バージョンは、かなり客観的なドキュメンタリーであった。現実的」なアメリカのクルーが撮影した第2版は、ブッシュマンがキリンを殺すという同じ行為を何度も何度も繰り返し映し出した。慈悲深い」日本人クルーが撮影した第3版は、涙を流す部族の長老の顔をズームアップしている。
文化的なバイアスを持つ国同士の動物に対する考え方の違いについて、コメントをお願いします。
A: 文化的なバイアスは、動物に対する態度や、動物が認識する意識や感情のレベルに大きく影響することを認識することが重要です。神経科学者の中には動物を非意識的とみなす人もいますが、この見方は普遍的ではなく、文化的背景が人々の動物に対する認識や関わり方を形作ることがあります。
あなたが挙げた3つの異なるバージョンのフィルムクリップの例は、この文化的バイアスを浮き彫りにしています。フランス人クルーの客観的なドキュメンタリーは、狩りの技術的な側面に焦点を当てたものでしょうし、アメリカ人クルーの実用的なバージョンは、食料源としてのキリンの実用的な価値を強調するものだったでしょう。一方、日本のクルーの慈悲深い映像は、動物に共感する文化的な傾向からか、年長者の感情的な反応に重きを置いているような気がします。
日本には、動物を「人間らしく」扱うという長い伝統があり、それが年長者の感情を重視した理由かもしれません。このような考え方は、動物の意識や感情について西洋の一部の見方に影響を与えているダーウィンのパラダイムとは対照的です。
動物の認知や感情についてよりニュアンスのある理解をするためには、こうした文化的な偏見を認め、理解することが重要である。神経科学の研究は、脳の働きに関する貴重な洞察を提供することができますが、動物に対する私たちの認識や態度を形成する上で、文化的・社会的要因が果たす役割を認識することもまた重要なことです。
以上、本日の「メタ心理学者とChatGPTの談話」は、いかがでしたでしょうか?
北岡泰典「メタ心理学宣言」ページ: https://www.kitaoka.co/meta/
作成 2023/4/27